――作品のメインビジュアルの4人には“何かありそうだな”という雰囲気が!?
何かすごいですよね(笑)。この時(10月初旬)に初めて皆さんとお会いしました。
――この時の4人の空気感は?
稽古に入ったら変わってくるとは思うんですけど、メインビジュアルの撮影現場はいい緊張感がありつつも、どこか和やかな雰囲気もあって。
柄本さんと藤原さんがお互いにちょっかいを出し合っていました(笑)。
――演出を担当する柄本さんに聞いてみたいこと、稽古場で吸収したいことは?
演出家と俳優という関係性の中で、言われたことを忠実にやるしかないと思っています。そして、そこからコミュニケーションをちゃんと取らせていただけたらと考えています。
柄本さんはすごく演劇が好きな方だと思うので、個人的にお芝居の話もたくさん聞いてみたいです。
――柄本さんは演出家であり、共演者でもあるんですよね?
きっと柄本さんには、いろいろな視点があると思うんです。お芝居をしている時は役者同士の目線かもしれないですけど、一方では演出家として見ている部分もあるのかなと。何となく試されている感覚を味わうことになるのかもしれません。
そんなことを考えられないぐらい必死だと思いますけど頑張ってついていきます。
――今はコロナ禍でなかなか思うように国内外問わず旅行には行けませんが、2021年以降、ある程度自由に動ける状況になったら何をしたいですか?
やっぱり海外に行きたいです。私は旅が好きで、フラッと1人でいろいろな所に行っていました。もし、どこに行ってもいいという安全な状況になったらモロッコがいいですね。
以前1人旅で訪れた時にとても素晴らしい国だなって思ったんです。料理もクスクスをはじめ、どれもおいしくて。スパイスが効いているタジンが好きです。
――最後に…タイトルにちなんで、これは“てにあまる”なと思ったエピソードは?
まさにこの舞台が私にとっては手に余り過ぎていると思います(笑)。
でも、いつかは舞台に挑戦したいと考えていたので、思いっきりぶつかっていきたいです!
◆取材・文=月山武桜
<東京公演>
期間:2020年12月19日(土)~2021年1月9日(土)※12月28日(月)~1月3日(日)休み
会場:東京芸術劇場プレイハウス
<鳥栖公演>
期間:2021年1月16日(土)、17(日)
会場:鳥栖市民文化会館大ホール
<大阪公演>
期間:2021年1月19日(火)~24日(日)
会場:新歌舞伎座
<名古屋公演>
期間:2021年1月26日(火)、27(水)
会場:刈谷市総合文化センター大ホール
<キャスト>
藤原竜也 高杉真宙 佐久間由衣 柄本明
<スタッフ>
脚本:松井周
演出:柄本明
美術:土岐研一
照明:日高勝彦
音響:藤田赤目
衣装:宮本まさ江
ヘアメーク:大和田一美
演出助手:吉橋航也
舞台監督:幸光順平
▼公演詳細はこちら
https://horipro-stage.jp/stage/teniamaru2020