おすすめの1曲は?
――辻野さん、どの曲もお気に入りだと思いますが、今の気分でおすすめを1曲選ぶとしたら?
辻野:えっと…、「7月のサイダー」です! ナタリーさんとのコラボ企画で、一般の方から曲を募集して決まった曲なんです。素敵な言葉や表現が歌詞にたくさんあって、「人混みに消えてく向日葵を横目で枯らした最低だ」っていう部分。自分の好きな明るく輝いている人のことを“向日葵”と例えていて、その人がどんどん遠くに行ってしまうのを表現しているのかなって。私の解釈なんですけど、ここが一番印象に残りました。
吉川:私もこの曲好きです! “7月”ってタイトルについているように、この曲って夏の曲じゃないですか。夏の恋のイメージって、とき宣の曲でも明るい方向に行くことが多かったんですけど、この曲は切ない恋なんです。そういうのがとき宣の曲にはなかったので新鮮な感じがしました。早く夏になって、この曲をライブで歌いたいです。
――季節感と言えば、「さくら燦々」もそうですね。
小泉:3月の卒業シーズンが思い浮かぶ曲です。
吉川:もう高校を卒業しているのでちょっと懐かしい感じがします(笑)。サビをみんなで歌うんですけど、とき宣の曲で最近そういうのはなかったので、みんなで歌うと胸がキュッと締め付けられるような感覚になります。ダンスの振り入れの時、すでにそういう感覚があったので、ライブだったらもっと切ない気持ちになるのかなって。切ないけど「羽を広げるんだ」っていう前向きな歌詞が私はめちゃくちゃ好きです!