土屋太鳳、“ほん怖”と“JRA”のコラボドラマは「少し『クリスマスキャロル』のような雰囲気を感じる物語」
土屋太鳳が12月26日(土)に放送される「土曜プレミアム『4つの不思議なストーリー~超常ミステリードラマSP』」(夜9:15-11:25、フジテレビ系※時間変更の場合あり)のドラマ作品の1つ「冬の奇跡」で主演を務める。放送に先駆け、このたび土屋が見どころなどを語った。
「4つの不思議なストーリー~超常ミステリードラマSP」は、フジテレビ「ほんとにあった怖い話」制作スタッフとJRA日本中央競馬会のタッグによる一夜限りのスペシャルドラマ。
4本立てのオムニバス形式となっており、各ドラマで主演を務めるのはJRA日本中央競馬会のプロモーションキャラクターであり、CMでもおなじみの土屋、中川大志、葵わかな、柳楽優弥の4人。松坂桃李、高畑充希は6人が集う喫茶店のシーンに出演し、不可思議な体験を“語り”で披露する。
2020年を締めくくるのにふさわしい顔ぶれが、年の瀬の寒い時期にちょっぴり怖い不可思議な世界へといざなっていく。
そして土屋は、そのドラマ作品の1つ「冬の奇跡」に望月加奈子役で出演。
料理の道へ進むことを夢見て、吉本忠文(八嶋智人)が経営する弁当店で働く加奈子。彼女と弟の友也(松尾潤)を女手一つで育てた母・幸恵(石野真子)が他界してから2年、加奈子は家庭と仕事を両立させようと必死になっていた。
そんなある日、母の遺影が置いてある棚から物音がしたのを発端に、加奈子の身のまわりで不思議な出来事が立て続けに起こるように。加奈子はそれらの出来事が、わだかまりを残したまま亡くなった母からのメッセージなのではないかと考える。
土屋は、「少し『クリスマスキャロル』のような雰囲気を感じる物語だと思いました。あらためて“伝える”ということは、すごく大切なことなのだなと思いました」と、台本を読んでの率直な感想を明かす。
今回、八嶋とは初共演となるが「八嶋さんはずっとお会いしたかった役者さんの1人だったので、お名前を見た瞬間ドキドキしました。ソワソワしながら現場に入ったのですが、パワフルで面白くて、素晴らしかったです!」とコメント。
そして、「“大切なもの”を大切にすることの大切さ。それをほろ苦く、でも温かく感じていただける物語となっています。新しい1年の扉を感じながら、ぜひゆっくり見てください」とメッセージを送った。
なお、他の3つのドラマ詳細についても後日、発表される予定となっている。
望月加奈子役:土屋太鳳コメント
――台本を読んでの感想は?
少し「クリスマスキャロル」のような雰囲気を感じる物語だと思いました。
2020年は本当にさまざまなことが起きたので、今もいろいろな思いを胸に秘めたり、飲み込んだり、抱えたりしている人も多いと思うのですが、あらためて“伝える”ということはすごく大切なことなのだなと思いました。
――実際に演じてみての感想は?
加奈子に対して「もし友達だったら、アドバイスしたくなるだろうな」と思う部分もありました。
この物語の中で描かれている加奈子の時間は数年ですが、実際は子どものころからのさまざまな(経験の)積み重ねが、記憶していない思い出も含めて加奈子の心を支えたり縛ったりしていると思うので、その部分を想像しながら役作りをしました。
共演者の方々に恵まれて、自分なりの試行錯誤を加奈子につなげることができたと思います。
――八嶋智人さんや石野真子さんと共演した感想は?
八嶋さんはずっとお会いしたかった役者さんの1人だったので、お名前を見た瞬間ドキドキしました。ソワソワしながら現場に入ったのですが、パワフルで面白くて、素晴らしかったです!
石野さんとご一緒させていただいたのは、なんと3回目となります。本当にうれしく、心強く思いました。演技の時もそうでない時も柔らかく包み込んでくださるような方で、今回も本当に助けていただきました。
――ドラマは“不可思議な世界”がテーマですが、過去に不思議な体験をしたことは?
私ではないのですが、祖父が亡くなったとき、母が少し不思議な体験をしたみたいです。
祖父は急に亡くなったので、いろいろと慌ただしかったこともあり、ある日、母が疲れて居眠りをしたまま朝になってしまったのですが、実はその日が小学校の合宿の出発日で、いつもより早く起きなければいけない日だったのだそうです。
目覚ましをかける前に眠ってしまっていたため、「あと少しで寝過ごしそう!」という時間まで起きなかったそうなのですが、ギリギリの時間に祖父の声で起こされたそうです。
あまりにはっきり聞こえたので、自然過ぎてびっくりもせず、「ああ、教えてくれたのかな」と思ったと話してくれました。
――6人の喫茶店でのシーンを振り返って。
CMで作り上げてきた関係性があるので、心地良かったです。そして、皆さん本当に(演技が)うまい…! ずっと「さすがだー!」と思いながら演じていました。
演技が止まるということがなく、お芝居のせりふなのに普段話している時と全く同じ空気で、とても自然な演技でした。
――皆さんへメッセージを。
“大切なもの”を大切にすることの大切さ。それをほろ苦く、でも温かく感じていただける物語となっています。新しい1年の扉を感じながら、ぜひゆっくり見てください。