長岡弘樹のベストセラー小説を元に、木村拓哉が警察学校の冷徹な鬼教官・風間公親(かざま・きみちか)を演じるスペシャルドラマ「教場Ⅱ」(フジテレビ系)。
今回の「教場Ⅱ」では、濱田岳が演じる鳥羽暢照(とば・のぶてる)ら「風間教場200期」の生徒を中心にストーリーが展開されるが、その中で、ある理由で休学していた199期生・石上史穂(いしがみ・しほ)が復学。1月4日(月)放送の後編では、史穂はなぜ休学し、そして今回、復学したのか? 彼女がおびえているものが何なのかについても描かれていく。
そんな謎を秘めた役どころである史穂を演じた上白石萌歌に、役どころや作品、撮影現場での裏話を聞いた。
あの世界に自分がいるんだという興奮がありました
――脚本を読んでの印象をお聞かせください。
第1弾を見ていたので、あの世界に自分がいるんだという興奮がまずありました。警察官の方ってすごくシャキッとしていて、何事にも動じないイメージがありますが、警察官も人間なので揺らぎやそれぞれに抱えるものがある。それが脚本を通して伝わってきたので、その人間らしさが繊細に描けるといいなと思いました。
――史穂役として、意識したところは?
どうして復学してきたのかという謎もありますし、誰よりも深刻な秘密を抱えている子であまり口数が多い子ではないので、佇まいで見せることを意識しました。どれだけ大きなものを背負っているかが見えるように。
――所作訓練のために、準備は撮影のかなり前から始められたそうですね。
第1弾の時はラストに少しだけの登場だったので、現場入りしたその日に訓練もしたのですが、今回は撮影の2〜3カ月前から訓練が始まりました。