見ていて手すら動かせなくなるぐらいの緊迫感のあるドラマ
――特に支えになったメンバーは?
矢本(悠馬)さんです。全体を引っ張っていってくださっていたので、みんなも「はい!」という感じで付いていっていました。私が遅れて現場入りした時も、「大丈夫か?」って声を掛けてくださって、心強かったです。撮影のアップの時には矢本さんに一礼するぐらい、みんな敬意を払っていました。
――木村拓哉さんも緊張をほぐしてくれたそうですね。
そうなんです。撮影初日に木村さんが大きな茶色いカマキリを捕まえて、私の背中にパッと付けたんですけど、私自身がまだどういう距離感でお話ししたら良いのか分からない状態で、「あ、すいません。ありがとうございます!」って意味の分からない、かなり微妙な反応をしてしまいました(笑)。
でも、とてもお茶目な方でいろんなお話をしてくださいました。
――では、最後に後編の見どころを教えていただけますか?
後編も目が離せない展開になっています。学校内で起こる事件が加速していくので、そこも楽しみにしていただきたいですし、クライマックスにもいろいろなことが起こります。「教場」の第1弾を見た時に手すら動かせなくなるぐらいの緊迫感を感じました。それぐらい威力のあるドラマだと思いますので、お正月ですが、シャンと背中を伸ばして見ていただければと思います。
取材・文=及川静