「相撲で勝てる男になる!!」
その後も着々とキャリアを重ねてきた。
山崎賢人(※「崎」は正しくは「立さき」)主演ドラマ「グッド・ドクター」(2018年、フジテレビ系)で患者の少年役としてゲスト出演したのを皮切りに、大河ドラマ「西郷どん」(2018年、NHK総合ほか)では主人公・西郷隆盛(鈴木亮平)の息子・菊次郎役でレギュラー出演。母親・愛加那(二階堂ふみ)の元を離れ、武士として育てられる菊次郎のけなげな姿は視聴者の涙を誘った。
「時効警察はじめました」(2019年、テレビ朝日系)や「ドクターX～外科医・大門未知子～」(2019年、テレビ朝日系)にゲスト出演。同じくゲスト出演したNHK BS時代劇「赤ひげ3」(2020年、BSプレミアム・BS4K)では、誤って犯してしまった罪の重さに苦悩する少年・定吉を繊細に演じ、涙の演技で視聴者を魅了した。
スクリーンでも、着々と実績を積んでいる。「万引き家族」後、2作品目の映画出演となった「約束のネバーランド」では楽園のような孤児院「グレイス＝フィールドハウス」で育つ孤児・レイを演じた。現実主義者でクールなレイは、作品の中でも重要なポジションだ。
撮影は12歳の終わりから13歳にかけての時期に行われた。初日舞台あいさつでは、年上のキャストが多くいる中で冷静沈着な天才少年・レイを演じるにあたり“メンタル面強化”のため平川雄一郎監督と何度も相撲をとったことも明かした。
平川監督の熱のこもった指導を体で受け止めた城。2021年の目標は「相撲で勝てる男になる!!」。平川監督からは「すごく根性があるし、すごい表情をしてくる」と高い評価を受けた。
また、俳優としての活動のほか7人組ユニット「スタメンKiDS」の一員として音楽・ライブ活動も行うなど、学業と並行して充実した芸能生活を送る。
