<麒麟がくる>本郷奏多、気高く美しい公家“近衛前久”を好演!最終回で暗躍も?
光秀と信長に亀裂が入ったことを知った光秀は…
前久を演じる本郷は、端正な顔立ちとよく通る声からか高貴な身分の役柄が良く似合う。
2019年公開の邦画実写作品興行収入1位を獲得した大ヒット映画「キングダム」で演じた、将軍を目指すエイ政(吉沢亮)の異母弟・成(せい)キョウも印象深い。
絶えず不満げに顔を歪ませ黄金の玉座に横柄に腰掛ける姿からは、高貴な身分に生まれた人物の悲哀が漂っていた。そして、実母が王族の血を引いている自分こそが純血であり王にふさわしいと反乱を起こす成キョウを、本郷は原作ファンも驚く再現度で演じてみせ、地上波初放送時には「本郷奏多」がTwitterのトレンドワード入りを果たすほどの注目を集めた。
「麒麟がくる」でも、信長の思い一つで大きく入れ替わる武家の勢力図を冷静に見極め、次の一手を打とうとする切れ者の公家・前久を好演している。視聴者からは「本郷奏多が終始美しい」「本郷奏多さんの顔と演技と声が良くて近衛前久が出てくるたびにホワ…ってなってる」といった感嘆の声に加え、「本郷奏多の公家感がすごい」「切れ者前久、もっと見たかった。スピンオフやってくれないかな」など、やんごとなき佇まいにも絶賛の声が上がる。
第43回で光秀の名前を挙げた場面について、本郷自身は「前久としては悔しさもあり、同時に前向きな感情もあるシーンでした」とコメント。春宮(とうぐう)をはじめ朝廷が軽んじられている現状を苦々しく思いながらも今後に思いを馳せる前久の思いを代弁する。
次回クライマックスを迎える「麒麟がくる」。光秀が、徳川家康の饗応役の任を解かれたことにより、光秀と信⾧の間に深い亀裂が入ったことを知った前久。光秀と信⾧の関係性や世の中の動きを見極めつつ、暗躍する前久にも注目だ。