桐山漣、共演したゆうたろうの行動に驚き「僕らの時代にはなかったな」<Interview>
桐山&ゆうたろうが語るアルバイトエピソード
――作品の中でさまざまなバイトをされていますが、経験されたバイトの思い出や、やってみたかったバイトはありますか?
桐山:僕はいろいろなバイトを経験していた時期があって、それこそティッシュ配りからカフェの店員まで20代の前半くらいまではやっていました。1時間一生懸命働いて時給900円とか1000円だった頃を思い返すと、あの時の感覚は大事にしないといけないなと思います。やりたいものでは、オレンジのキャップをかけながら作業服姿のワイルドな格好でガソリンスタンドのバイトとかは、一度やってみたいかもしれないですね。
ゆうたろう:僕も最初にバイトを始めたのが広島の地元の有名なお肉屋さんだったんですが、今まで親に甘えていたことを働いてみて痛感しました。怒られるし、平気で遅刻するタイプだったので世間の常識などを学ぶことが多かったです。今でもそこが僕のベースになっていて人間的な部分が形成されたところだと思うし、お客さんとは人見知りだろうが話さなきゃいけないので、人に少しずつ興味を持つきっかけになりました。もし、それがなかったら芸能界なんて絶対やれていなかったと思います。
やりたいものでは、中学生の時に職場体験で自分が卒業した保育園に行かせていただいたんですけど、子供が好きという理由だけではできない仕事なんだと思わされた思い出があるので、自分に対しての余裕ができた今、もう一度保育園の先生や園児たちの目線で物事を見てみたいなと思います。前の時は最後の日に泣いてくれた子もいてうれしかった記憶があるので、いつかお仕事でも子供たちと触れ合える機会があったらいいなと思います。
――最後に、放送を待っている方々にメッセージをお願いします。
桐山:2020年はコロナ禍で変化のあった年でした。今回のドラマも変化が物語のテーマになっているので、バンパイアの2人が昼間の世界で悪戦苦闘する様子を楽しみにしていただきたいなと思います。
ゆうたろう:コロナ禍というリアルタイムでの出来事を取り入れているので感情移入しやすい作品だと思います。バンパイアがどうやって生きていくかに注目しつつ、希望やプラスのエネルギーを感じられる作品になっていますので、自分自身を投影しながら感じてもらいたいなと思います。
※桐山漣の「漣」は、正しくは“さんずいに連”
取材・文=永田正雄