――“覚醒”までいかなくてもいいのですが、これをやると自分の中でスイッチが入るようなものはありますか?
私、普段から「よっしゃーっ!」ってスイッチが入っているタイプなんです。だから、どちらかというと力を抜くスイッチを大事にしているかもしれません。いつもオンモードでいることが多いんです。
自分をリセットするために、山や海などの自然に触れたり見たりして何も考えない時間を作る。その時は完全にスイッチをオフにしています。
――劇中では激しい麻雀バトルが展開されますが、勝負事は強いタイプですか?
難しいですね。勝ち気な性格だし、負けず嫌いなんです。でも、弱い(笑)。
今「桃鉄」にハマっていて、気持ちは億万長者なんですよ。負けるとすごく悔しいですから。ただ、本当にへたでいつも借金しています(笑)。
――グラビアでも活躍している奥山さんの“パーフェクトボディー”は、日頃どんなことをして体形をキープしているんですか?
私は体を動かすことが好きなんです。運動することが全然苦じゃない。一日のルーティンになっているので、やらないと何となく落ち着かない。だから、決してストイックなわけではないです。できることを日々やっているだけ。無理をしないということが一番なのかもしれません。
食事も食べ過ぎたかなと思った時に少し調整するぐらいで、食べたいものを食べています。私のやり方が誰にでも当てはまるということではないと思うので自分に合ったものを見つけて、それを定期的に続けること。そして頑張り過ぎないことが大事なのかなと思います。
――奥山さんと東映の作品といえば、自身のデビュー作である「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」が思い起こされます。あらためて、この作品に対する思いは?
放送が終了して、もう2年ぐらいたったんですよね。でも、まだ心の中にあるというか、今でも皆さんから役名の「つかさ先輩!」って呼んでいただくんですよ。
しかも幅広い世代の方たちから声を掛けていただくのですごくうれしいです。“ルパパト”のキャストとも連絡を取り合っていますし、それぞれの活躍がいい励みに。私にとっては大事な作品です。
――“ルパパト”の現場で体験したことが財産になっているんですね。
俳優として大切なものを全て学んだといっても過言ではありません。演技はもちろん、ヒーローショーやアフレコ、すぐ近くでナパーム弾がボンッ!って爆発するアクションシーンなど、いろいろなことを経験しました。
撮影のスケジュールも信じられないぐらいきつかったですから。“ルパパト”の現場が私のベースになっているので、どんなことがあっても乗り越えられる自信があります(笑)。
――今後の目標は?
ヒーローをやっていた反動もあって悪役やちょっとアンダーグラウンドな感じのキャラクターに挑戦したいんです。どうしようもないぐらいすごく悪い人とか(笑)。背中に昇り龍の入れ墨があるような役をやってみたいです!
――では、最後にメッセージをお願いします。
麻雀を知っている人はもちろん、全く知らない人も楽しめる作品です。乙ちゃんと私の漫才のような掛け合いもぜひ見てください。石和や伊東の温泉が出てくるので旅行気分も味わえると思います。
◆取材・文=月山武桜
各種動画サービスにて配信中
60秒予告YouTubeリンク:https://youtu.be/Fxqd1Fq3_LQ
<スタッフ>
監督・撮影:原廣利
脚本:たかせしゅうほう
音楽:岩本裕司 音楽協力:東映音楽出版
麻雀監修:片山まさゆき
制作プロダクション:共同テレビジョン
製作著作:東映
<キャスト>
安倍乙、奥山かずさ、不破万作、及川奈央、渡辺翔、佐野泰臣、高橋和也ほか
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