<おちょやん>杉咲花、第12週は「大切な回になりました」成田凌“一平”衝撃シーンで幕開け
杉咲花がヒロインを務める連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は一週間の振り返り)。2月22日放送の第56回から、杉咲が「大切な回になりました」と語る第12週「たった一人の弟なんや」が始まった。第56回は千代(杉咲)と一平(成田凌)が「鶴亀家庭劇」の舞台上で衝撃シーンを演じる展開で、波乱の幕開けとなった。(以下、ネタバレがあります)
「もしヨシヲに“一緒に死んでくれ”言われたら…」
千代が幼い頃に生き別れた弟・ヨシヲにまつわるエピソードが描かれる第12週「たった一人の弟なんや」(第56~60回/2月22~27日)。
第56回では、鶴亀家庭劇の新作舞台の稽古が始まっていた。千代は一平と前座「若旦那のハイキング」で恋人同士を演じることに。
「俺がこの脚本(ホン)に込めたんは、理屈や秩序を超えたところにある人間の本性、衝動的欲動なんや!」という一平だが、肝心の脚本は検閲で徹底的に恋愛要素を排したものに。クライマックスで主役の2人が抱き合う場面も“手を握る”に書き換えられてしまった。
それでも千代は、“命を捨てても惜しくないほど大切な相手”に思いをめぐらせた結果、本番では熱のこもった演技を披露。そして、そんな千代を目の当たりにした相手役・一平は、思わず千代にキスをした。衝撃シーンに客席も、鶴亀家庭劇の面々もびっくり!千之助(星田英利)でさえ、目を白黒させた。
今の千代にとって、“命を捨てても惜しくないほど大切な相手”は弟・ヨシヲただ一人。
本番前、千代は「正直言うたら、好きな人とやったら死んでもええ言う気持ち、うちにはようわからへん」「けど、同じくらい大切なもんやったらある。弟のヨシヲや」と、ヨシヲへの思いを一平に打ち明けていた。
「もしヨシヲに“一緒に死んでくれ”言われたら、うちは死ねる。そないな気持ちでこの役、演じてみよ思てる」。幼い頃に生き別れ、今は安否すらわからないヨシヲへの思いを胸に、千代は舞台に上がったのだった。