芳根京子が「べっぴんさん」涙のクランクアップ!
現在放送中の連続テレビ小説「べっぴんさん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)が、主演・芳根京子の誕生日である2月28日にクランクアップ。クランクアップセレモニーには芳根の他、永山絢斗、菅野美穂、高良健吾、蓮佛美沙子、谷村美月、百田夏菜子、土村芳が登壇し、それぞれ喜びのコメントをした。
本作は、芳根演じるヒロイン・坂東すみれが、戦後の焼け野原から子ども服作りを始め、やがて日本初の総合子ども用品店をオープンさせる女性の軌跡を描いた物語。
セレモニーは、すみれたちの原点である「あさや靴店」のセットで行われ、照明が落とされた中、芳根らはモニターに映し出された名シーンの数々を見守った。VTRが終わった直後、明かりがつけられ、セットには居合わせた人からどよめきが起こるほど大量に祝福の紙吹雪が降り注がれた。
大量の紙吹雪に驚き、共演者から花束を渡された芳根は、「『あなたがヒロイン』と言われた日も驚いて、こうして終わった今日もすごく驚いて、とても幸せだなと感じています」と涙を流した。さらに、「このチームが大好きです。みんながちょっとずつ撮影が終わっていくのがすごく寂しくて、どんどん終わりが近づいていくのが嫌でした。こんなに未熟な私を支えてくださったキャストの皆様、スタッフ様、感謝してもしきれません。そして私事ですが、本日20歳の誕生日を迎えることができました。10代最後の一年を、そして20代最初の一日を、この『べっぴんさん』で迎えられたこと、本当にうれしく幸せに思います」と笑顔を見せた。
すみれの夫・紀夫を演じた永山は、「こんなにかわいいかわいい奥さんをもらえるとは思わなかったので、紀夫君はハッピーだと思いました。苦しい時も横の芳根ちゃんが頑張っている姿を見て、本当に励みになりました。最終的にはかわいいおじいちゃん、おばあちゃんになれて幸せでした」と青年期から老年期まで、2人で演じてきた道のりを振り返った。
すみれの母・はな役と、本作の語りも務めた菅野は、「私はちょこちょこ現場に来ていたんですが、いつ来ても前室の雰囲気が良くて、それは芳根さんの人柄で現場でまとまっているんだなと思いました。朝ドラの現場の本当に過酷な中、これほどほんわかしていて、(本作のモチーフ、四つ葉のクロ-バーにちなんだ言葉)“勇気”“愛情”“信頼”“希望”にあふれた作品というのもなかなか無いと思います。みなさんの物づくりへの思いがそのまま出ている作品でした」と感想を語った。
そしてセレモニーには、芳根の誕生日を祝うサプライズのバースデーケーキが登場。芳根は立てられた2本のろうそくを吹き消した。
最後に、芳根はこれからの物語について、「今放送してるところからまた時代が変わるんですが、年をとるにつれてお芝居の幅が広がったと思う自分がいます。紀夫さんと過ごす老後の生活がすごく楽しかったです。今までつらいことが描かれた分、くすくすっと笑えたり、ほっこりしたり、そういう姿もお見せできたらいいなと思います。最後の最後まで、“べっぴん”な物づくりというものは変わらないので、ぜひ見届けてほしいなと思います」と新たな展開を迎える物語をアピールした。
■以下、芳根京子への他キャストからのお祝いコメント
高良健吾(野上潔役):芳根ちゃんが現場に立っている姿はめちゃくちゃカッコよかったです。きょう誕生日で、クランクアップで、それだけで何かあると思います。
蓮佛美沙子(野上ゆり役):「すみれ」と呼ぶこともこれからなくなるかと思うとすごく寂しいです。本当に頑張ったと思います。
谷村美月(小野明美役):仕事の仕方というものを、26歳の私が20歳の芳根さんに教わりました。家族よりも家族である空間を芳根さんが作ってくださいました。
百田夏菜子(小澤良子役):撮影中にあまりみんなで出かけることができなくて、きょんちゃん(芳根)から「食品サンプルを一緒に作りに行こう」と誘われていましたので、一緒に作りにいきましょう!
土村芳(村田君枝役):私は人見知りなのですが、壁をもろともせずに話をしてくれました。「べっぴんさん」で、こんなすてきな女優さんと出会えて良かったです。
毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか
NHK総合ほかで放送