<レッドアイズ>忍成修吾“蠣崎”はすぐいなくなるはずのキャラクターだった?脚本家が明かす誕生秘話
──アクションも評判になっていますね。
元々立ち上げの時にはアクションを見せ場にするというイメージではなかったんです。監督の皆さんが脚本打ち合わせに参加されるようになったあたりから、「アクション頑張りますか?」という話になっていきました。脚本に書くのが難しい部分なので、どうしよう…と思ったんですが(笑)。
でもその後、アクション監督の下村勇二さんや、真弓役のTAK∴(坂口拓)さんたちが作品に参加して下さったことで、脚本作りでもいい影響を受けました。特に真弓というキャラクターは、伏見でも勝てないんじゃないの!?というぐらいの強敵だと感じたので、アクションを一つのシークエンスとしてちゃんと楽しんでもらえるようなストーリーを作ろうとか、伏見がこんな状況に置かれて、こういうアクションがあったら面白そうだなという発想も結構出てきました。
やっぱり普通のドラマでは見ないようなクオリティーのアクションですから、作品のカラーも僕が想像もしていなかった面白い方にグイグイと変化していったように思います。
──8話は、蠣崎がKSBCを占拠するという衝撃の展開です。
蠣崎は当初、物語の前半で活躍するキャラクターをイメージしていました。でも、気がついたらほとんどの回に登場していて、僕の想像以上に育ったキャラクターでした。演じて下さった忍成さんの演技が素晴らしかったことはもちろんですが、伏見の裏返しのキャラクターだったことがその理由かなと思っています。
二人とも愛する人を失った痛みを抱えていて、復讐を実行した蠣崎の中にある闇は、伏見自身の中にもあります。つまり伏見は「第二の蠣崎」になる可能性を秘めています。そんな「合わせ鏡」のようなキャラクターだからこそ、蠣崎を通して、伏見をより深く描けると感じました。
さらに蠣崎は、島原に対しても復讐心を持っている敵で、ストーリーに大きな影響を与えられるキャラクターだったんだと思います。8話では、そんな島原と蠣崎が再び対峙することになるので、そこも大きな見どころになります。
毎週土曜夜10:00-10:54
日本テレビ系で放送
出演:亀梨和也、松下奈緒、趣里、シシド・カフカ、松村北斗、木村祐一 ほか
【HP】https://www.ntv.co.jp/redeyes/
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