染谷俊之、「刀ステ」大坂夏の陣公演で「ステアラに勝ちたい」
「大坂夏の陣」は熱くて爽やか、爽快なストーリー
――一方、初出演だった「虚伝」の鶴丸国永はどんな役回りだったと感じていましたか?
染谷 バランサーですかね。これは染谷俊之として思っていたことですが…「虚伝」には明るい刀剣男士が少ない気がして。「元主が…」とか、「自分は写しだから…」と気にしている刀剣男士が多かった(笑)。初めての舞台化だったので僕も探りながらでしたが、「この作品ちょっと重いなぁ、少し明るくできたらもっと見やすくなりそうだな」と。それをするのは誰かなと考えると、「僕かな?」って途中で気づいて(笑)。そこからいろいろやらせていただきました。古刀故の余裕もありますし、「虚伝」ではバランスを取っていた気がします。
――では、「大坂夏の陣」での鶴丸国永の役回りというのは?
染谷 今作は三日月宗近(鈴木拡樹)のサポートのような役回りだと思います。託したり、助けたり…同じ平安時代の太刀なので、お互いにしか分からないことがあるのかもしれないなと思いながら、稽古をしている最中です。
――物語としてはいかがですか?
染谷 僕は熱くて爽やか、爽快な気分になれるストーリーだなと感じています。それでいてどこか考えさせられるような物語になるのではないでしょうか。まだ通し稽古をする前なので、詳しくは言えませんが…。
――稽古から本番までの間に、作品としての印象が変わることもあるのですか?
染谷 シーンごとに稽古をしていても、通してみたら印象が全然違うことはよくあります。通してみないと分からないことも多いですね。舞台の稽古は1ヵ月ありますが、それだけ時間をかける意味もきっとあるので。みんな苦しめばいいですよ(笑)。
■TBS開局70周年記念 舞台『刀剣乱舞』无伝 夕紅の士 -大坂夏の陣-
【原案】「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)
【脚本・演出】末満健一
【日程】2021年4月11日(日)~6月27日(日)
【劇場】IHIステージアラウンド東京
【出演】
鈴木拡樹(三日月宗近役)、高本学(数珠丸恒次役)、三津谷亮(骨喰藤四郎役)、北村諒(薬研藤四郎役)、和田雅成(へし切長谷部役)、近藤頌利(大千鳥十文字槍役)、熊谷魁人(泛塵役)、染谷俊之(鶴丸国永役)
小松準弥(豊臣秀頼役)、風間由次郎(猿飛佐助役)、河合龍之介(霧隠才蔵役)、牧田哲也(穴山小助役)、坂口修一(三好清海入道役)、竹村晋太朗(三好伊三入道役)、高田淳(海野六郎役)、行澤孝(由利鎌之助役)、久保田創(筧十蔵役)、伊藤教人(望月六郎役)、星璃(根津甚八役)
一路真輝(高台院役)ほか
※舞台『刀剣乱舞』公式サイト
※舞台『刀剣乱舞』公式Twitter
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