日向坂46の小坂菜緒が、4月5日に都内で開催された映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」完成披露イベントに、主演の田中圭、土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、飯塚健監督、作品のモデルとなった西方仁也と原田雅彦と共に出席した。
同作は、1998年の長野オリンピックで日本中が歓喜に沸いたスキージャンプ団体、大逆転の金メダルを陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話を映画化したヒューマンドラマ。4人の代表選手と25人のテストジャンパーたち、それを支える家族や関係者たちの姿が描かれる。
25人のテストジャンパーの1人で、オリンピックを夢見る唯一の女子高校生ジャンバー・小林賀子役の小坂。公開が1年延期になったこともあり、「ようやく皆さんにお届けできることを、すごくうれしく思っています」と満面の笑みであいさつ。
作品での印象的なことを聞かれると、「最後のオリンピックがいったん中止になって。もしかしたらここで終わるかもしれないという時に、私(賀子)が発した言動で、みんなの流れる空気を変えるシーンがあって」と言い、「普段の自分だったら、そんな思い切ったことを口に出したりはできない。小林賀子だからこそ言えたセリフだった」としみじみ。
また、そのセリフについて「当時は女子ジャンプという種目がなくて。だから、自分がオリンピックの舞台でジャンプができるという喜びと、今後、『女子ジャンプ』という種目で活躍できたらという夢を持ったセリフだったんです」と説明し、「女子高生1人でテストジャンパーの中に混じっていましたが、女の子1人の言動で、大人のみんなの気持ちを動かすことができたというシーンはすごく印象に残っています」と感慨深い様子で明かしていた。
◆取材・文・撮影=TAKAMI
5月7日(金)全国公開
<スタッフ>
監督:飯塚健
脚本:杉原憲明、鈴木謙一
企画プロデュース:平野隆
製作:「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」製作委員会
配給:東宝
<キャスト>
田中圭、土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、
小坂菜緒(日向坂46)、濱津隆之、古田新太
(C)2021映画「ヒノマルソウル」製作委員会
【HP】hinomaru-soul.jp