小堺一機「心のつながりがとても密なドラマです」タイトルが結んだ縁により、“ずん”の出演が決定
4月16日(金)、直木賞作家・山本一力氏の現代小説を映像化した「明治ドラマスペシャル ずんずん!」(夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)が放送される。このほど主演の小堺一機が、放送に向けて作品に込めた思いを語った。また、同作には小堺と同じ事務所の後輩であり、タイトルとも深い“縁”を感じさせる、ずん(やす、飯尾和樹)も出演しており、2人もそれぞれ撮影時のエピソードを明かした。
小堺が演じる主人公は、ベテラン牛乳配達員・田代龍平。世話好きで周囲から“タツさん”と呼ばれ親しまれている人物だが、ある朝、担当エリアで“小さな異変”に気付く。
田代と同年代の女性が独りで暮らしている家には、いつもきれいに洗った空き瓶が玄関先に戻されているのだが、その日はそれが置かれていなかった。「もしや倒れているのでは…」と、彼女の身を案じた田代は、店長や同僚たちを巻き込んで、“ずんずん!”と力強い足取りで救出を試みる。
そんな人情派の“タツさん”こと田代を演じた小堺は「タツさんは、困っている相手を放っておけなくなっちゃう人。どこかで“こういう人、いいな”と思ってもらえたら…」と役柄への愛着を明かし、「今は“密”になったらいけない時代ですが、心のつながりがとても密なドラマです!」と作品をアピールした。
小堺、44歳差の鈴鹿央士を絶賛
小堺がドラマで主演をするのは、約16年ぶり。今回、久々に“座長”を務めたが、「“座長”を意識するというよりは、田村正和さんや平泉成さんの物まねでせりふを言ってみたりして、みんな、それで多少和んでくれたかな、とか…」と、さりげない気遣いで現場の雰囲気を盛り上げたことを明かした。
また、その現場で、今まで以上に感じたのは“共演者からの刺激”だったといい、「相手の方の表情や演技の刺激で、予想と違うお芝居が生まれたんです」と、役同士の“対話”が思わぬ効果を生んだことを告白。
特に、新人配達員・栗本翔吾を演じた鈴鹿央士とは「実に44歳も年の差があるのですが、とても自然に不器用な若者を演じてくれたので、彼とのシーンもとても好きでした」と、若き才能をたたえた。
タイトルつながりで、ずんの2人も登場
そして、同作では小堺の事務所の後輩であり、タイトルとも深い“縁”を感じる、ずんの2人も出演。
やすは、小堺演じる田代と同じ店のベテラン配達員・富岡大作役で登場。「とにかく元気にやりました」と、ひたむきに演じたことを明かした。
一方、相方の飯尾は、同じ事務所の芸人・ウド鈴木と共にワンシーンのみのカメオ出演。牛乳配達店に“助っ人”に来た人物を演じている。