北川景子と永山瑛太が共演する金曜ドラマ「リコカツ」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)。初回の見逃し配信再生回数がTBSドラマ歴代1位になる反響のなか、4月23日に放送された第2話は、価値観の違う咲(北川)と紘一(永山)夫婦が歩み寄る様子が描かれた。(以下、ネタバレがあります)
少しずつ変化する咲と紘一
本作は、現代ならではの価値観と時代が変わっても普遍的な男女のもめ事を、離婚に向けた活動=リコカツというキーワードを通じて描き出す、“離婚するかもエンターテインメント”。
現代的で自由な家庭で育った咲と厳格な自衛官一家で育った紘一は、運命的な出会いをきっかけに交際ゼロ日でスピード結婚。しかし生活様式や価値観の違いで早々に離婚を決意した。
その決意を周囲に切り出せないなかの第2話では、互いに夫婦同伴で出席するイベントが発生。編集者である咲は、後輩のやっかみでパワハラを会社に訴えられて担当を外されていたが、パーティーに出席して成功させれば復帰するチャンスだった。咲のために出席を了承した紘一だが、その後、上司から恒例のバーべーキュー大会に夫婦で参加するように念押しされる。ところが、その日にちは咲のパーティーと同日で、ダブルブッキングとなってしまった。
咲がパーティー用スーツを買いに紘一を連れ出した際、紘一はスーツの高額さに驚き、「君の価値観を押し付けるな」と言い放った。対して咲も、バーベキューへの同行を「夫婦は夫唱婦随。夫が言い出したことを妻には支えて欲しい」とする紘一に、「あなたの価値観を押し付けないで」と言った。離婚の理由に挙がる“価値観の違い”がここでも示された。
当日、2人はそれぞれのイベントに1人で出席。しかし、紘一は遅れて咲のパーティーに駆け付けた。両親の離婚問題に直面し、父親に「夫婦でいつも妻だけが我慢するなんておかしいですよ」と言ったことで、自身の咲への言動にハッとしていたのだ。
思いがけず現れて自分のフォローもしてくれる紘一を見て、咲は「夫の大事な用があるんです。夫が駆け付けてくれたように私も。夫のためにできることをしたいんです」とパーティーを切り上げて、バーベキューに向かうことに。
「行こう!」と咲が紘一の手を取って退場していく姿は、互いを思い合う心があることが分かった、ジーンとする場面となった。
毎週金曜夜10:00-10:54
TBS系で放送
【番組HP】https://www.tbs.co.jp/rikokatsu_tbs/
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