落合「ガッツはレッドオーシャン」その意味は?
そして二人の関心事は、高齢化・人口減少が止まらない「日本の将来」へ。林先生が「今の日本の若者に対してどう思います?」と水を向けると、落合は「“若い”っていうことにあまり意味がないと思っていて」と主張。
「日本の平均年齢は47.7歳(2018年)だから、47歳でもまだ若者です。平均寿命を考えると昔の27歳ぐらいなんじゃないですか、残りの人生の時間は。(高齢化は)守りに入らず90歳まで頑張って働いてくださいっていうメッセージでもある」と少子高齢化への受け止め方を明かした。
そんな落合が著書でも語り、林先生の心をとらえたフレーズが「ガッツはレッドオーシャン」という言葉。“レッドオーシャン”とは敵が多く競争が激しい市場のことで、反対に、競争が少ない未開拓の市場は“ブルーオーシャン”と呼ばれる。
新入社員の面接の場に同席していた落合は、スタッフと採用希望者の「お前、何ができるの?」「ガッツあります!」「ガッツがあるっていう人はいっぱいいるんだよ」というやり取りを聞いていて「ガッツを持っている人はいっぱいいる…つまり、『ガッツあります』というアピールはすごくレッドオーシャン(競争が激しい市場)だ」と気付いたという。
落合・林先生が伝えたい「これからの生き方」
ガッツはレッドオーシャン。だからこそ「ガッツで勝負しても絶対勝てない。根性があるのは前提で、それ以外のところでバリュー(価値)を出さないと」という落合に、林先生も「それは本当に若者に伝えたい」と納得の表情。
では、ガッツ以外の自分の価値をどうやって見出せばいいのか? 落合の主張は、自分の得意なものを全部やってみること、そして、得意なことを掛け合わせてライバルの少ない“ブルーオーシャン”を開拓していくことだという。
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