柳楽優弥と田中泯が、5月13日に東京・江戸東京博物館で行われた映画「HOKUSAI」公開記念!大波トークイベントに登場。2年前の撮影、1年前の公開延期を経て、5月28日(金)に公開を迎えることへの思いや、生で見た葛飾北斎作品の印象などを語った。
同映画は、アメリカ・LIFE誌の「この1000年で最も偉大な功績を残した100人」にレオナルド・ダ・ヴィンチらと並んで日本人で唯一選ばれた、“世界で一番有名な日本人アーティスト”葛飾北斎の生涯を描いたオリジナルストーリー。北斎の青年期を柳楽が、老年期を田中が演じる。
新型コロナウイルスの影響で1年公開延期となった同作。このたび公開を迎えることについて、柳楽は「今まで経験したことのない延期という、こういう時代ならではの中で『HOKUSAI』という映画が持つ力強さだったり、葛飾北斎の生き方だったり。北斎自身の強いエネルギーがこの映画を通して伝わったらいいなと思います。(演技になった)時期とかそういうことよりも、作品のメッセージが届いたらいいなと思います」と万感の表情で語る。
一方、田中は「間もなく公開ということなんですが、まだ2年前の撮影の日々と言いますか、体の中にしっかりと残っている。“全力以上”の時間を2年前に過ごしていました。今の日本の状況の中でどのように受け止めていただけるのか正直分かりませんが、恐らく作品全体に流れる強烈な情熱と言いますか、それが皆さんに伝わったらいいなというふうに思っています。ドキドキしています」と、しみじみと話した。
5月28日(金)全国ロードショー
配給:S・D・P
(C)2020 HOKUSAI MOVIE