3月25日(土)に公開される「PとJK」や、4月15日(土)公開の「ReLIFE リライフ」など、ことしも多数の映画に出演することが決まっている若手イケメン俳優・高杉真宙にインタビューを敢行。
それぞれの作品の見どころや、「PとJK」の大神(おおかみ)平助、「ReLIFE リライフ」の大神(おおが)和臣の役作りについて、ホワイトデーにまつわる話など、たっぷりと語ってもらった。
――まずは「PとJK」からお伺いします。原作の漫画はもともと読んでいましたか?
原作ファンだったので、決まる前から読んでいました。大神を演じると決まったときは、自分よりもっと合う人がいるんじゃないかなと不安だったんですが、僕なりに大神を再現できたらいいなと考えました。まずは容姿から寄せていけるように、金髪にしました。
――気持ちの面など、役作りで工夫されたところは?
キャラクターを深く掘ることはしませんでした。答えが漫画に書いてあるという感覚だったので、役としてはイメージしやすかったのですが、監督からは「もっと不良っぽくするように」って言われました。僕は大神ってあまり不良っぽくないなと思っていたんです。
見た目は怖いけど心優しくて、素直になれない男の子で、かわいいなとすら思っていたので、「もっともっと不良っぽく」と言われて最初は戸惑いました。
――外見的には近寄りがたい感じですが、根っこには優しい心を持っていたり、それが見え隠れしたり、というキャラですがどういう気持ちで演じられましたか?
大神というキャラクター自体はやりやすかったです。やりやすいというのもまた違うのかもしれないんですけど、きれいにできているキャラクターだったので、毎回出るたびに重要な場面があるんですよね。
その上で、感情の変化があったので、そこに関しては楽にできたといいますか、迷わずにできましたね。
――大神の“変化”に関しては割としっくりきましたか?
撮り方もほぼ順撮りだったので、そういう意味では助かったかもしれません。みんなとも徐々に仲良くなっていきますし。
もちろん最初から変化をつけていきたいなと思っていて、目つきを悪くしたり、声のトーンを落としてみたり、序盤は少し怖めの印象を残したいなと意識していました。
――ロケーション的には北海道の風景とも相まって、全体を通していい空気感が画面からも出ていますよね。
すごいですよね! 函館オールロケだからこそ描かれた雰囲気がありました。僕は土屋太鳳さん演じるカコが「友達になろうよ」と手を差し伸べているシーンが好きなんですが、あれは空気も含めて本当にきれいなシーンだなって思います。
――あのときの握手は、どういう心境なんでしょうか?
難しいですよね。僕もすごく悩んだんですけど、大神にはあんまり恋愛の意識を持たせないようにしないとなって思っていたので、友情のつもりでしていました。
下に続きます