――監督からの演技のアドバイスなどはありましたか?
全体的なことでは、「友情は強めに出そうか」という話をされました。恋愛感情のようなものをはっきりと見せちゃいけないだろうというのは、決めていました。
――その辺は漫画と違いますか?
漫画は割と恋愛要素が強いですよね。それを先に読んでいるからこその演技だったので、どこまで映画用に役を作っていこうかなと思って演じていました。大神に恋愛感情を気付かせるかどうかも迷いましたし(笑)。
――主人公2人の関係は、高杉さんの目にどう映りますか?
最後まで知った上で言うと、同級生が結婚している、と知ったら結構ビックリしますよね。ましてや自分の好きな人が結婚しているなんて、学生時代は想像もしないですから。
――では、ご自分が逆の立場だったらどうですか? 高校生だとして10歳上の婦警さんやOLさんと結婚するとなったら…。
いや~今は考えられないですね(笑)。それに男女が逆だと、頼るのは若干情けないなって思っちゃいますから。たぶん自分の性格だからだと思うんですけど、男性なら甘えるな!って考えちゃう方なので…。結婚とか今の自分には想像できないなあと思いました。
――大神は役どころ的にもいつも傷だらけでしたよね。
そうなんですよ! 自分のシーンだけ全然少女漫画じゃないんですよね(笑)。いつも顔がボコボコだし。そこに気付いていただけてうれしいです! 後半にやっときれいな顔で出てきました。
――きれいな顔で出たと思ったら、文化祭では“変顔”も披露されますよね。
変顔に関しては、どこまでやっていいのかがつかめなくて、最初はゆるくしていたんですよ。そうしたらカットがかかって、監督から「それでいいの?」って言われたので、「分かりました。一回全力でやってみるので駄目だったら止めてください!」と言って全力でやったら、オッケーになったんです(笑)。
――他に撮影期間中で印象に残っていることは何でしょうか?
時間があったので、函館で観光させていただいたのが印象に残っています。
――まさかお得意の漫画喫茶とかじゃないですよね?(笑)
さすがに違います!(笑) でも、漫画はあちらでもたくさん買いまして、いっぱいになっちゃったんで宅配便で送りました。今回は一人でも観光しましたし、同い年の西畑大吾くんとも遊びに行きました。それで函館に詳しくなって、観光案内できるくらいになったかもしれません。
函館山にも登りましたし、温泉にも行きましたし、海の幸とかラーメンとか、おいしいものもいっぱい食べて満喫しました。
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