中村梅雀「本当に出合えて良かった」酒への愛を語る
古谷三敏の同名コミックが原作の酒ドラマ「BAR レモン・ハート」のDVD-BOXが5月10日(水)に発売される。DVD-BOXには2015年に放送されたシーズン1と、2016年に放送されたシーズン2の全話が収録されている。
本作は、どの銘柄の酒でもそろう“BARレモン・ハート”を舞台に、毎回異なるゲストと共に酒にまつわるエピソードと人間模様を描いたドラマ。3月24日(金)には、BSフジで新作「BAR レモン・ハート 春の2時間スペシャル」(夜10.00-11.55)も放送されることが決定している。
今回、レギュラーで登場するマスター役の中村梅雀と、BARの常連客のメガネさん役の川原和久、フリー・ライターの松ちゃん役の松尾諭に、DVD発売と新作について感想を聞いた。
――中村さんは“BAR レモン・ハート”のマスターを務めていかがですか?
中村:シーズン2の最後の収録が2016年8月で、今回の収録までだいぶ時間がたちましたが、ごく普通に(カウンターに)立てました。熟成したような居心地の良さがあって、“BAR レモン・ハート”は私の店という気分が、さらに増している感じがます。
――川原さんは“BAR レモン・ハート”のメンバーの中で、一番の飲み手と聞いています。
川原:つい5、6年程前までは、ビールに始まり焼酎のお茶割で終わっていました。でも、ワインから飲み始めて、最後はスコッチで締めるようになっていますね。
松尾:僕はウイスキーのウーロン茶割、1択です。
――お酒にまつわるすてきなエピソードはありますか?
中村:僕は、イタリア北部・ピエモンテのネッビオーロというブドウからできるバローロというワインが大好きで、去年、何人かの作り手に会いました。そこで、たった家族4人のワイナリーで造っている、一部の地域のブドウからできるワインに行き着いた時に、すごく感動しました。本当に出合えて良かったと思います。100人や何千人で造っているっていうワイナリーに行きましたけど、僕に一番ヒットしているのは家族4人のワイナリーだったので、良い旅をしたと思いました。
川原:去年、いろいろ数値が良くなくて、3週間ほど1回(お酒を)断ってみました。その結果すっかり数値が良くなったので、それからはずっと飲み続けてます(笑)。
――春といえばこのお酒、というものを教えてください。
川原:僕はお酒に季節は関係ないですね。冬でも春でも夏でも同じようなお酒を飲んでます。
松尾:甘酒です。
中村:僕も日々の気分で変わります。あとは、料理に合ったものを飲みます。タイ料理だったら現地のお酒を、沖縄料理だったら泡盛、日本料理はもちろん日本酒です。でも酒はおいしければ何でもいいんじゃないんですかね。
3月24日(金)夜10.00-11.55
BSフジで放送
原作=古谷三敏
出演=中村梅雀、川原和久、松尾諭、火野正平
「BARレモン・ハート」SEASON1&2 DVD-BOX
全39話収録
5月10日(水)発売
2万8000円(税別)