7月8日(木)より劇場上映、7月9日(金)よりディズニープラスのプレミアアクセスで公開となる映画「ブラック・ウィドウ」。主演を務めるスカーレット・ヨハンソンからコメントが到着し、「シリーズで明かされてこなかった謎を解き明かさなければ制作する意味がない」と同作に懸ける意気込みを語った。
「アイアンマン2」で初登場して以来、アベンジャーズの一員として世界中から愛されてきたブラック・ウィドウ。今作では、彼女の“家族”“スパイになった過去”“「エンドゲーム」での決断の意味”など隠されてきた過去と秘密が明らかになる。
これまで登場したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズ7作品でブラック・ウィドウの過去は断片的にしか語られていなかった。
レッドルームでスパイになる訓練を受けたこと、スパイとしてその筋では有名な暗殺者だったこと、不妊手術を受けていること、過去を後悔していることなどが語られてきた。だが「―エンドゲーム」で仲間のために悲しい決断を下すに至る壮絶な過去は、ほとんど明かされていない。
これまでブラック・ウィドウの過去を描くこともできたはずだが、あえて結末を知っている今だからこそ描くべき理由があるとスカーレット・ヨハンソンは語る。「今がベストなタイミングだったのよ。実はブラック・ウィドウの単独映画を作ろうという話はずっと以前からあったの。なんなら10年前からね。でももし…この映画を10年前に作っていたら、今回みたいな彼女の深い内面を探るようなストーリーは作れなかったと思っているわ。役者としての私にとっても、ナターシャにとってもね。こうしてリアルなブラック・ウィドウの物語を作ることができたのは10年の月日があったからこそよ」。
同作でブラック・ウィドウの過去と秘密が明かされことによって、彼女の決断の真実について知ることができ、MCUシリーズの見方が変わる可能性もあるだろう。また、同作ではヨハンソン自身が製作総指揮を務めるほど、彼女にとっても思い入れの強い作品となっている。
また、8歳の時にオフ・ブロードウェイで舞台デビューを果たし、35歳にして女優歴27年以上のヨハンソン。巨匠ウディ・アレン監督作の常連であり、“マリリン・モンローの再来”と評され、女優として華々しい活躍を見せる彼女だが、10年に渡り演じてきたブラック・ウィドウ役には並々ならぬ強い思いがあるようだ。
ヨハンソンは「10年かけて一度は演じきったキャラクターの人生を振り返り再び演じることは、かなり高度で現実離れしたミッションだったわ。それでもナターシャの過去を掘り下げることは、絶対に作品として意味とやりがいを感じられるものにしたかったの。10年も演じ、共に生きてきた私にとってブラック・ウィドウは本当に大切なキャラクターなのよ」とブラック・ウィドウへの愛情を語っている。
シリーズを通して世界中のファンから愛されながらも、なぜ彼女はアベンジャーズになることを選んだのか、なぜ彼女は前作「エンドゲーム」で衝撃の決断を下すに至ったのか、語られないままであったブラック・ウィドウが背負い続けてきた過去が明らかになる。
ハリウッドを代表する女優スカーレット・ヨハンソンが演じる“美しき最強のスパイ”ブラック・ウィドウの過去に隠された陰謀を巡る、スパイ・アクション映画「ブラック・ウィドウ」は、7月8日(木)より劇場で、7月9日(金)よりディズニープラスのプレミアアクセスで公開。