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<しくじり先生>人気講師・カズレーザーが登場!マヂカルラブリーもオードリーも“現代アート”だった

2021/07/09 10:00

しくじり学園の看板講師・カズレーザー先生が登場
しくじり学園の看板講師・カズレーザー先生が登場 (C)テレビ朝日

ゴミと間違えられた作品も


今回、現代アート界で起きたしくじり事件を題材に授業を展開する中で、最初にカズレーザーが紹介したのは、2015年、イタリア北部の美術館で起きた「ボルツァーノ美術館新進気鋭アーティスト大激怒事件」。この美術館には、ゴールドシュミート&キアリという女性2人組アーティストのアートが展示されていたが、展示から数日後、ゴミと間違えられて片付けられてしまったという。

彼女たちのアートは、シャンパンの空き瓶や使い終わったクラッカーなどを丸々ひと部屋に配した作品で、また、実際に展示会初日にオープニングパーティーが開かれていたことから清掃員が勘違い。2人は「ひどい出来事だ!」と大激怒したという。

カズレーザーは、なぜゴミと勘違いされるようなものに価値があるのか、それこそが現代アートに価値が生まれる3大要素のひとつだと解説。つまり現代アートは、“インパクトのある話題性”が評価される。今まで誰もやっていないインパクトのある手法と、その話題性が評価されるのだと話す。

マヂラブもオードリーもハライチも現代アート


なぜ美しさより話題性が評価されるようになったのか。カズレーザーいわく、そのきっかけは“現代アートの父”と呼ばれるマルセル・デュシャンが1917年に発表した「泉」という作品にあるという。「泉」は既製品の便器に架空の人物のサインを描いただけの作品で、これは芸術なのか議論が巻き起こり、作者がデュシャンだとわかるとさらに論争が過熱した。

カズレーザーは、マルセル・デュシャン以前のアート界では「見た目の美しさや高度な技術こそがアート」という価値観だったのに対し、デュシャン以降は「目に訴えかける美しさだけがアートじゃない。脳に訴えかけるインパクトこそがアート」というように基準が変わってきたと分析。

その構造をお笑いに例えると、漫才なのにほぼしゃべらないというインパクトのある手法で「M-1」チャンピオンとなったマヂカルラブリーも「“漫才論争”が起きた時点で現代アート」と断言。

ほかにも「演奏しないビジュアルバンド・ゴールデンボンバー」や「大御所にもため口でグイグイいくフワちゃん」「大人数のアイドルの選挙をエンタメにしたAKB48」もアートだと説明した。

「漫才じゃない」との声が起きたこともあったオードリーの“ズレ漫才”や、ハライチの“ノリボケ”もアートだと指摘するが、平成ノブシコブシ吉村崇だけは「…なんかありましたっけ?」と真顔。吉村は「おれは芸人じゃないっていう論争が起きてる」と自虐で教室を沸かせた。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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「しくじり先生 俺みたいになるな!!」
毎週月曜深夜0:15-0:45ほか
テレビ朝日系にて放送
※地上波放送後、ABEMAで無料配信

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出演者:若林正恭 吉村崇 澤部佑 

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