漫画家・浅野いにお原作の映画「うみべの女の子」が8月20日(金)に公開決定。
浅野が2009年に発表し、「思春期」「恋」「性」といったセンシティブな題材に真正面から挑んだ作品として、ファンの間で高い人気を誇る本作。浅野の原作漫画の映画化は、2010年の「ソラニン」以来11年ぶりとなる2作目。
W主演となる石川瑠華と青木柚
本作のW主演を務める石川瑠華と青木柚は、原作者である浅野も審査員として参加したオーディションを経て、小梅と磯辺の役を獲得した。石川は「イソップの思うツボ」(2019年)で主演に抜擢されると、「猿楽町で会いましょう」(2021年)でもヒロインを務めるなど今注目の女優。「14 の夜」(2016年)で瑞々しい芝居を見せた青木は、「アイスと雨音」(2018年)、「サクリファイス」(2020年)などの話題作でキャリアを重ね、2021年にはドラマ「きれいのくに」(NHK総合)も話題を呼んだ。
この2人の他にも共演に前田旺志郎、中田青渚、倉悠貴ら期待の若手俳優たちが出演する。
そしてこの度、本作「うみべの女の子」のメインビジュアルと本予告が解禁。
メインビジュアルでは、「何も知らなかった自分にはもう戻れない。」というコピーと共に、純粋な眼差しをたたえた石川演じる小梅と陰りのある面持ちをした青木演じる磯辺がそれぞれ切り取られており、脆さと危うさを抱えた2人が、お互いの何かを埋め合わすかのように、手と手を取り合いながら寝そべっている姿が写し出される。
不穏な空気が漂う予告が公開
さらに予告では、静かに波打つ海辺や、どこにでも見ることができるありふれた平穏な学園生活を送る小梅や磯辺とその友人らが映し出されるところから、愛の告白を嘲笑して無下にする三崎先輩(倉悠貴)に対して、「男なんてみんな死ねばいい」と毒づく小梅、磯辺にブラウスを外される小梅、兄が自殺したことをネットに書き込む磯辺、漆黒の海にたたずむ不気味な男が次々と映し出されていく。思春期の不穏で残酷な現実がさらされるとともに、「world’send girlfriend」が奏でる旋律なピアノ音と不規則な電子音のノイズが流れる中、小梅と磯辺の感情が高まっていくのと呼応するかのように、波しぶきがやがてはうねりとなっていく様が映し出される。
漫画家・浅野いにお
17歳という若さでデビューして以来「ソラニン」「おやすみプンプン」「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」など大ヒット作を次々と発表し、絶大な人気を誇る漫画家。2010年、漫画「ソラニン」が宮崎あおい主演で映画化されると、若者ストーリーや、劇中で宮崎の歌唱シーンなど大きな反響を呼んだ。
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キャスト:石川瑠華、青木柚 / 前田旺志郎、中田青渚、倉悠貴、宮﨑優、髙橋里恩、平井亜門、円井わん、西洋亮 / 高崎かなみ、いまおかしんじ、村上淳
原作:浅野いにお「うみべの女の子」
監督・脚本・編集:ウエダアツシ 音楽: world’s end girlfriend
挿入曲:はっぴいえんど「風をあつめて」