3人から“妖怪”と言われた三池監督は「圧倒的なのは大沢さんです。唯一、妖怪としてメッセージをわれわれにぶつけてくれる役なんですけど、その説得力たるや。人間ではそんな説得力が出せない。妖怪から直に受け取っている感じなんです(笑)」と、大沢の人間離れした妖怪的な魅力をアピール。
最後は、三池が「今、日本にいるわれわれにとって非常に勇気を与えてくれる作品だと思います。ただ、それはエンターテインメントなので、楽しんでいただいて、少し明るくなって希望を見いだして、明日が少しでも楽しくなってもらえれば、われわれが映画を作った意味があると思います」とコメント。
そして寺田が「この撮影で渡辺ケイを通して、僕自身、ひと回りもふた回りも成長したような気がします。その機会を与えてくださった三池監督に、携わるたくさんのスタッフの皆さんに感謝します。このご時世ですが、映画『妖怪大戦争』が映画館で上映されることをとても幸せに思います。本当にありがとうございました」とメッセージを伝え、締めくくった。
◆取材・文・撮影=田中隆信
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています