8月9日(月)より、門脇麦主演、森山直太朗共演の「うきわ ―友達以上、不倫未満―」がスタートする(毎週月曜夜11:06-11:55、テレビ東京系ほか)。同ドラマは、野村宗弘の漫画「うきわ」が原作。社宅のベランダを舞台に、「不倫まで壁1枚」という隣人同士の危うい関係を描く。
門脇は、夫・たっくん(大東駿介)の浮気に傷つく平凡な主婦・中山麻衣子を、森山は、たっくんの上司で、妻・聖(西田尚美)の浮気に傷つく二葉一を演じる。ベランダでの会話を機に仲良くなる二人は、互いの傷に寄り添いあう中で次第に惹かれ合っていく。
今回、門脇と森山にインタビューを実施。役どころや作品の魅力などを聞いた。
――原作漫画や脚本を読んで、ストーリーと役どころをどのように捉えましたか?
門脇:丁寧に人間模様が描かれているので、実際にそれぞれの姿が映像で浮かび、すごく素敵な作品だと思いました。不倫というテーマですが、重くなりすぎていません。演じる麻衣子は、あまり自分の意思がなく流れるままに生きてきた女性。夫の浮気という初めて経験したショッキングな出来事が、自分を見つめ直すきっかけにもなっていて、物語が進むにつれて成長がみえる役です。
森山:脚本を読む経験が多くないですが、中山さんと二葉さんの会話のトーンや、“行間”に引き込まれて、読んでいるだけで景色が浮かびました。奥行きのある脚本で、とても感銘を受けました。不倫という題材は、ドロドロしたメロドラマのような、視聴者がタフさを求められるような作品が多いですが、本作は中山家と二葉家の4人が成長していくヒューマンドラマだと思います。
僕が演じる二葉さんは、温厚で物腰柔らかで、相手を傷つけることは発想としてありません。でもその優しさが仇になって、逆に傷つけてしまったり、相手に誤解を与えたりします。近しい関係であればあるほど、どこか物足りなかったりするのかな。欲のなさ、我の弱さが、中山さんにとっては、癒やしであり救いになっているのだと考えます。