赤楚衛二が、8月13日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画「妖怪大戦争 ガーディアンズ」初日舞台あいさつに、寺田心、杉咲花、大沢たかお、安藤サクラ、大倉孝二、大島優子、三池崇史監督と共に登壇した。
赤楚が演じる天邪鬼は、逆のことばかり言うひねくれ妖怪。ひょんなことからケイ(寺田)と行動を共にする。寺田との共演シーンが多かったということで、かなり仲良くなったという。「一緒に紙飛行機を飛ばして遊んでましたね」と振り返ると、寺田も「めっちゃ遊びました。洞窟のところでいたずらしたりとか、すごく遊んでもらいました」と笑顔で話し、その様子からも仲の良さが伝わってきた。
演じた天邪鬼と似ているところを聞かれ、赤楚は「(性格は)真逆と言ってもおかしくないんですけど、強いて言えば、自分が寝てる時にマネジャーさんから電話がかかってきて『寝てた?』って言われても、『いや、寝てないです』って答えてしまうところはありますね(笑)」というほっこりするエピソードを披露。
注目ポイントについては「天邪鬼としては、ケイとの関係性によって変わっていく姿を見てほしいです。あと、ケータイを触ってる時、髪の毛をいじるしぐさを入れました。それは平成初期のギャルをイメージしたので、ぜひ見てください(笑)」と、役づくりでの意外な細かいこだわりも明かした。
「自分はどんな妖怪?」という質問には、「僕は“妖怪冷たいとこ探し”」と答え、「夏場って暑いじゃないですか。布団の中でも冷たいところを探すんです。ずっと探しているうちに冷たいところがなくなってしまうと、ドライアイスとかを持ってきたりするので」とその理由を説明。
“冷たい”と言えば雪女が思い浮かぶが、「でも、寒過ぎるのも得意ではないので、夏は雪女が隣にいてほしいですけど、冬にはいてほしくないなって思います」と答えると、雪女役の大島が「なんかフラれた気分になりますね(笑)」と寂しそうに話すと、「そういうことじゃなくて…」とすかさず弁明する場面も。
映画「妖怪大戦争 ガーディアンズ」は全国公開中。
◆取材・文・撮影=田中隆信