松方弘樹「オレが経験したすべてを伝えて死ぬ」小栗旬との“師弟愛”
3月29日深夜放送の「TOKIOカケル」(フジ系)のゲストは小栗旬。1月に死去した松方弘樹と交わした“忘れられない言葉”について語った。
「松方さんがご病気になられる1カ月くらい前にお会いして、いっしょにお酒を飲んだんですけど」と切り出した小栗。
その席で松方から「今までオレが経験してきたすべてのことを、旬に全部伝えてオレは死ぬんだ」と言ってもらったことが、小栗は今も忘れられないという。
「だからこれから、ひと月に1回くらい会って話をしていこうって言われてたんですけど…」とその時の様子を振り返る。
小栗自身も「教えてもらいたいこといっぱいあるなと思っていた」のだが、その後松方は病に倒れてこの世を去ってしまう。
「聞けないまま終わってしまったことが、すごく自分の中では悔しい」と小栗は無念を滲ませる。
そもそも、小栗と松方との出会いは小栗の主演映画「TAJOMARU」(2009年公開)。
この作品で見事な立ち回りを見せた2人だが、それ以降も小栗は「刀の仕事するときには稽古つけてもらってた」という。
左利きの小栗が「右手で刀を扱うのが苦手」という悩みを打ち明けると、松方が「オレだって左なんだよ!そんなもん超えられるよ!」と激励してくれたこともあった。
小栗は松方に対して「勝手に弟子みたいな気分でいた」と告白。
「(松方の死去は)悔しいし、悲しいし、でもすごくいい言葉を言ってもらえたなあって」と松方との思い出を語った。
このエピソードを聞いていた松岡昌宏も感慨深げに「悔しいし悲しいかもしれないけど、出会えてよかったね」と漏らす。
次回、4月5日(水)放送の「TOKIOカケル」のゲストは中村七之助。
毎週水曜 夜11.00-11.30
フジ系