窪田正孝が主演を務める「ラジエーションハウスII 〜放射線科の診断レポート〜」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)が10月4日より放送開始となり、初回の世帯平均視聴率は11.3%を記録した。同ドラマは、現在「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の同名コミックが原作。2019年4月期に放送された「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」の続編で、窪田演じる天才放射線技師・五十嵐唯織ら、医学界のルールや型にはまらない方法で病の原因を探り“視えない病”を見つけだす診断放射線技師たちの奮闘を描く。(以下、ネタバレが含まれます)
続投キャストの安心感に新院長・灰島の不気味さが加わった
続編の初回は前シリーズからのファンと、今回から興味を持った視聴者を共に飽きさせない、安定したストーリー展開だった。
キャストは前シリーズからの続投で、唯織がずっと思いを寄せる放射線科医・甘春杏役を本田翼、新人の頃はミスばかりだが、持ち前の努力で成長を遂げた若手放射線技師・広瀬裕乃役を広瀬アリス、脳のMRI検査が得意で、いじられキャラの中堅放射線技師・軒下吾郎役を浜野謙太が務める。
ほか、丸山智己、矢野聖人、山口紗弥加、遠藤憲一、鈴木伸之、浅野和之、和久井映見らも続投。さらに今回より、唯織らが働く甘春総合病院の新院長で、病院の“合理化”を第一に考える灰島将人を高嶋政宏が演じている。この冷酷無比な灰島と放射線技師たちのいがみ合いも今後ふんだんに描かれていきそうだ。