上白石萌音、松村北斗の“英語の発音”を絶賛「さすが音楽をやる方だなと思いました」<カムカムエヴリバディ>
上白石萌音 インタビュー
――「カムカムエヴリバディ」に出演することが決まったときのお気持ちは?
やっぱり“朝ドラ”のヒロインには憧れていました。いろんな方が「萌音ちゃん、“朝ドラ”っぽいね」と言ってくださることもあって、だんだんいつか出られたらうれしいなと思うようになっていったんです。ヒロインなんておこがましいともずっと思っていたので、感慨深いですし気合いも入ります。私は物語の3分の1を担わせていただきます。通常半年かけて描く物語を3分の1に凝縮しているので、内容も3倍濃縮でとても濃く、1年分くらいの重みと実感があります。毎シーン撮るたびに心が震えます。
――ご自身の役柄についての印象は? また、共演者の印象や気になる登場人物を教えてください。
安子は本当に普通の子なんです。“朝ドラ”のヒロインって何かを発明したり、夢を目指して追いかけたりする人物が多いと思うんですけど、安子はひとりの人間として生きた人。そこにすごく共感しますし、生きているだけでドラマだなと感じます。命の大切さみたいなものを安子から教えてもらっていますね。
松村(北斗)さんは、英語の発音がとてもきれいなんです。熱心に勉強されていましたし、シーンを重ねるたびに音がきれいになっていって、さすが音楽をやる方だなと思いました。村上(虹郎)さんの役(雉真勇)も母性をくすぐるんですよ! 安子にとっては本当に気の置けない幼なじみで、からかってきたりふざけたりもするんですけど、いざというときにポンと背中押してくれるのが勇なんです。嫌味なく心から人のためを思ってやれちゃうところがいいですよね。