山崎天「次に会うときは、もっともっと大きなグループに」
また、ツアーファイナルとなるさいたまスーパーアリーナ3公演では、最新シングル「流れ弾」収録の新曲「ソニア」を初披露。1期生の小池美波をセンターに据えた“櫻エイト”(各フォーメーションで1、2列目に立つメンバー8人)を除くバックスメンバー17人によるパフォーマンスからは「BACKS LIVE!!」などでの経験が大きな自信につながっていることが伝わる、堂々とした歌とダンスを堪能することができた。
ライブ終盤では、白地に淡いグリーンが施された衣装のメンバーたちが「Nobody's fault」「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」「Buddies」と1stシングルからの楽曲を連発。結成2年目に突入したこともあり、1stシングルの「Nobody's fault」では以前よりも逞しさが増したパフォーマンスで“Buddies(=櫻坂46ファンの総称)”を圧倒させる。
また、「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」では、天井から垂らされた長い布を使い、中心にいる藤吉に絡み付けるという同曲のMVを彷彿とさせる演出を見せる。さらに「Buddies」ではトロッコを使って客席間を移動しながら、ステージから遠い席のBuddiesに視線を送ったり手を振ったりする中で、山崎が「次に会うときは、もっともっと大きなグループになっていることを約束します!」とポジティブなメッセージを送った。
1stシングルからの3曲を終えると、ステージ後方に巨大な桜の木が登場し、ペンライトにより会場中が真っ赤に染め上げられる。すると、ライブのクライマックスにふさわしいアップチューン「BAN」に突入し、メンバーのアグレッシブなパフォーマンスで会場の熱量をさらに高めていく。サビでは桜の花びらをかたどった紙吹雪がステージ中に舞い散り、楽曲の世界観に華を添える。
そして、スクリーンに冒頭の映像の続きが映し出され、メンバーのスマホに「ミタゾ」のメッセージが次々と着信。誰からか送られたメッセージに不安を隠せない櫻エイトだが、最後に拳銃を構える2期生の田村保乃がステージに姿を現し、一発放ったところで本編ラストナンバー「流れ弾」がスタートする。
黒いMV衣装に着替えたメンバーは、この日一番の爆発力で激しいダンスを披露。曲後半では火花が吹き上がる派手な演出も加わり、クライマックス感を煽ることに。パフォーマンスを終えると、田村が再び拳銃を手にし、空に向けて一発放つとメンバーはステージを後にした。その後、スクリーンには映画さながらのエンドロールが流れ、ライブは一旦終了する。