同作は、2018年に日本でも公開され興行収入34億円超の大ヒットを記録し、アカデミー賞にもノミネートされた「ボス・ベイビー」の続編。前作から25年後、すっかり大人になったボス・ベイビーと兄ティムの元に、「悪の天才博士が世界征服を企んでいる」という情報をキャッチしたベイビー社から、ティムの次女・ティナがボス・レディとして派遣される。
ボス・レディは、疎遠だった兄弟をスーパーミルクで赤ちゃん返りさせ、兄弟2人組として潜入捜査に向かわせる。そして見た目は赤ちゃん、中身はおっさんの2人が、史上最大のミッションに挑む。
今作ではティムの長女・タビサの声を担当する芳根は「前作はティムをやらせていただき、今回まさか役が変わるとは思っていませんでした。でも、またこうして『ボス・ベイビー』チームに参加させていただくことができて、本当にうれしく思います」と笑顔で明かす。
前作では男の子、今回は女の子の声を担当しており、アフレコの苦労を聞かれた芳根は「前回やらせてもらった時は、将来ティムの娘役をやる運命になるとは思ってなかったので…。(前作の)ティムは吹き替えも初めてだったので自然体でやっていたので、今回はどうしよう!って。ティムとは変えないといけないし、とはいえ私にそんな技術はないし…。監督と相談させてもらいながら作っていきました」と回顧。
それを受け、ムロは「すごいシフトチェンジをやったよね、この作品。一つの作品で役を変えるって、劇団のやることですからね!演劇ではよくありますけど、映画ではあんまり見たことがない。すごいですよ。それをやり遂げた芳根さんは本当にすごい」と絶賛した。
すると芳根は「お二人(ムロ、宮野)の声が入っていたから…。でも、(ムロが)途中でいなくなりました! 前回もムロさんを越えたんですよ、私!」と興奮気味に振り返る。
すかさず、ムロは「でも芳根さん、それを言うと俺の収録スピードが遅いみたいなんだけど(笑)。あ、全然言っていいんだけどね。え、俺(追い)越されてんの?(笑)」と動揺しながらツッコむと、芳根は「はい。途中で『ムロさんがいなくなった…!』って」と明かす。
すぐさま「俺、週1でちゃんと言われた時に録ってるんだぜ? え、シフト多かったの? 週2?」と、なぜかアルバイトのシフト確認のようなやりとり。これに芳根も「多かったかもしれない。週2かもしれないですね」と合わせつつ、「前回もムロさん(の声)を頼りに進めていたらムロさんがいなくなったんですよ。…すみません」と語ると、ムロも「俺もね、途中で急に芳根ちゃんが現れた。芳根ちゃんがいる!って。こちらこそすみません」とほほ笑ましいやりとりを披露していた。
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