未知子が二度目の御意ポーズ
タイミングでオペができなかった未知子に、メスを使わないケミカルサージェリーを推進する蜂須賀(野村)は「外科医は目の前の患者、一人しか救えない。それが外科医の限界です」と言い放つ。
そんなせりふも響く中、物語は蜂須賀が念願の感染研究センターの設立に挑んでいる様子も描かれた。クライマックスに向け、蜂須賀と蛭間(西田敏行)の権力闘争が激しくなっていくようだ。
ラストでは、晶(岸部一徳)の不在でおなかを減らした未知子が、蜂須賀から寿司の食事に誘われて御意ポーズを披露。同ドラマで忖度(そんたく)を表す“御意”は、仕事で忖度しない未知子には関係ないものだが、この第7シリーズでは第2話で「思う存分、手術の腕を振るってほしい」と言われたときに続く2回目の御意ポーズに。
しかも、今回は右足をピンと伸ばして、どこかセクシーな未知子流のポーズは笑いを誘った。そんな未知子に蜂須賀の思惑がどう絡んでいくのかも楽しみだ。
第9話は12月9日(木)に放送。感染研究センターの完成を目前に控えた蜂須賀は、院長代理・蛭間から権力をはく奪すべく、病院長以外の任期を1期1年に制限すると決定。反撃の策を練ることに集中する蛭間は、具合が悪いと言って来院した妻・華子(藤真利子)のこともぞんざいに扱うが、未知子は華子の異変を察知し、検査を敢行する。
(文=ザテレビジョンドラマ部)