育った環境は違うけど、2人は同じゴールデンレトリバー
――お2人は、過去に映像作品で共演経験があるそうですね。
加藤:あれは確か3年前だったかな。めちゃくちゃ暑い夏の、怒濤(どとう)のロケだったね。
小松:セリフ量がめちゃくちゃ多かったんだよね。
加藤:夜までロケして、4時間後には起きなきゃいけないという状況の中、みんなで準弥の部屋に集まってセリフを確認して。「じゃあ2時間後に会おう、おやすみー」みたいな感じ(笑)。
小松:でも、いい思い出だよね。
加藤:そうそう、準弥とも一気に距離が縮まったし。ハードな経験を一緒にすると、一気に距離が縮まるんだなと。
小松:仲良くなるのは早かったね。
――それでは、お互いのことを誰かに紹介するとしたら?
小松:加藤将は、ご存知だと思いますがよくしゃべります(笑)。あと、人のいいところを見つけるのがすごくうまい。いいと思ったところを素直に伝えてくれるし、常にポジティブだから一緒にいて明るい気持ちになれます。
加藤:僕は初対面でも自分と似た人を感知する能力があるんですが(笑)、小松準弥にはそれを感じたし、「きっと仲良くなるんだろうな」と思いました。案の定、大好きな先輩が前山剛久という共通点もあり、まさかの“前山チルドレン”仲間だった(笑)。そして準弥が僕に言ってくれたことを、そっくりそのままお返ししたい! 準弥も人のいいところを見つけるのがうまいし、すごく優しい。音で表すなら、僕はずっと押し寄せる波の音、準弥はキレイなクラシックが流れてる感じです。芸はある程度極められるけど、最終的に大事なのは人間力ですからね。準弥は人間力があると思います。そんな準弥が座長なんて、そりゃ面白くなるわこの舞台!
小松:最初は「ありがとう」と思ってたけど、だんだんプレッシャーに感じてきたよ!(笑)
加藤:僕は思ってることを全部言っちゃうけど、準弥は優しいから言葉を選べる。さっきも楽屋で言ってたんですけど、僕と準弥は同じゴールデンレトリバーなんですよ! 同じものを持ってるけど、準弥は日本で育ってて、僕はすぐ発言しちゃうから海外で育ったんだと思う(笑)。
小松:育った環境が違ったんだね(笑)。
■歌劇『桜蘭高校ホスト部』
【公演期間】
・東京公演(天王洲 銀河劇場):2022年1月15日(土)~23日(日)
・大阪公演(メルパルクホール大阪):2022年1月29日(土)~30日(日)
【出演】小松準弥(須王環)、里中将道(鳳鏡夜)、二葉勇(常陸院光)、二葉要(常陸院馨)、小西詠斗(埴之塚光邦)、加藤将(銛之塚崇)/山内優花(藤岡ハルヒ役)ほか
【原作】葉鳥ビスコ(白泉社・花とゆめCOMICS)
【演出】菜月チョビ
【脚本】赤澤ムック
(C)葉鳥ビスコ・白泉社/歌劇『桜蘭高校ホスト部』製作委員会
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