今年30周年のテレビゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズ初の実写化した「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」(毎週火曜夜1.28-1.58ほか、TBSほか)。さまざまなジャンルのオンラインゲームなどを題材とするブログ「一撃確殺SS 日記」の記事の一つ「光のお父さん」を原作に、仕事やゲームに奮闘する稲葉光生(千葉雄大)と、これまで仕事一筋で60歳を超えてからオンラインゲームにはまった父・博太郎(大杉漣)が、「ファイナルファンタジーXIV」(以下FF14)の世界を通して親子の距離を縮めていく様子を描く。
そんな本作で主人公・光生を演じる千葉にインタビューを敢行。自身が演じるキャラクターや大杉との初共演について話を聞いた。
――「ファイナルファンタジー」をモチーフにしたドラマと聞いた時は、どう思いましたか?
小さい頃からゲームをたしなんできたタイプではないですが、ドラマの企画説明を受けたり台本を読んだ時に、原作がブログであり、ゲームの画面がドラマとリンクしていて「現代っぽいな」と。でも話の内容は昔から共感できる父と息子の話で、「現代的でありながら、普遍的だな」と感じました。
――演じた光生はどういうキャラクターですか?
光生は特に個性のあるキャラクターではなく、普通に会社に勤めていて、実家暮らしのゲームが好きな普通の男性です。普通を表現するということがすごく難しく、監督のさじ加減に合わせて演じています。
――大杉さんとは初共演ですが、どんな方ですか?
大杉さんは、若手を受け入れる器がすごく広い役者さんです。クランクインの時、親子のシーンから始まってすごく緊張していたのですが、大杉さんがずっと冗談など言ってくださって、現場が和みました。大杉さんが、アットホームな雰囲気を作ってくださいましたね。
――そんな大杉さんの印象的なシーンはありますか?
すごく不器用で、ゲームにあまり詳しくなくないお父さんに、僕が「FF14」を教えていくんです。僕が言うのもおこがましいのですが、お父さんの素直さに“おやじ萌え”でした(笑)。幼い頃の親子のシーンとか、お父さんが一人でゲームをしているシーンとか、大杉さんが演じられる繊細な表情にグッときました。お芝居はもちろん、現場の盛り上げ方など学ぶことが多かったです。
――実際に光生を演じてみてどうですか?
家族のシーン、会社のシーン、一人のシーン、(馬場)ふみかちゃんと一緒のシーン…。同じ現場なのに、雰囲気が全然違うように感じます。僕が普通のキャラ設定なので、他のキャラが立って見えるのかも。ちょっとうらやましいと思うこともあります。
――撮影前よりゲームをするようになりましたか?
きっかけがなかったら何事もやらないタイプなので、今回、ドラマを通してゲームができて良かったです。現場には「FF14」のエキスパートの方がたくさんいらして、いろいろな機能など知ることができて面白かったです。興味が湧いてきました!
毎週火曜1.28-1.58ほか、TBSほかにて放送
(※初回4月18日(火)は夜1.43-2.13ほか)