――そのサブタイトル「ファミリー・ミッション」にちなんで、芳根さんが家族と一緒にすることや、“取り決め”のようなものがあれば教えてください。
最近は家族みんなで何かをするっていうことはあまりないんですけど、強いていえば「夕飯は父が帰って来るのを待つ」ということでしょうか。どうしても耐えられない時は、つまみ食いしちゃいますけど(笑)、基本、父が帰って来るのを待って一緒に食事します。私は仕事の都合で遅くなることもよくあるので、待っててもらえないんですけど、家にいる時は夕飯に限らず一緒に食べることが多いです。
みんなが安心して楽しく過ごせる空気を作れる人になりたい
――芳根さんが考える、“理想のボス”とは?
私もどんどん年齢が上がって、ドラマや映画の共演者だったり、スタッフさんだったり、撮影現場にも年下の方がたくさんいますし、最近身の回りに年下の方が急激に増えてきました。
それもあって、私が10代の頃、先輩からしていただいてうれしかったことを私も年下の方にしてあげられるような年齢の重ね方をしたいなと。まだ私も経験が浅いので、どういう人が理想的なボスなのかは分かっていないのですが、みんなが安心して楽しく過ごせる空気を作れる人になりたいです。しっかり周りを見て、視野を広くしていけたらいいなと思っています。
――そして12月に入って、いよいよ2021年も終盤です。2021年もいろんな作品に出演されて充実した年でしたね。
はい。でも、今撮影している作品(「真犯人フラグ」日本テレビ系)が来年の3月まで続く半年間放送のドラマなので、2021年が終わる感じが全くしてなくて(笑)。私、たぶん今年は(2022年)3月で締める感じがするんです。年度末が、2021年の年末ですね(笑)。今は「2021年が終わるよ」って言われてもピンと来てないです。
そのドラマに出演することが決まった時ぐらいから、自分の中での今年の区切りは12月じゃないと思っていたので、感覚的にはようやく折り返しぐらいかな?(笑)
――ようやく後半が見えてきたという感じですね(笑)。
はい。今年はここからまだまだ頑張っていこう!という気持ちです。きっと、そのドラマが終わった時に「あ、2021年が終わってた」って思うんじゃないかなと(笑)。でも、自分の感覚としてはまだまだですけど、もうすぐ2022年なんですよね。毎年、「今年に負けない来年にしよう!」と思っているので、2022年は2021年に負けないくらい充実した年になるように頑張りたいです。
――では最後に、2022年は寅年ということで…何か“トライ”してみたいことがあれば聞かせてください。
何か資格を取りたいんです。プロフィールの「特技」欄に書けるようなものを何も身に付けてないので、来年は何か一つ資格を取れたら…。本当は料理関係の資格が取りたいんですよ。2年ぐらい前に専門学校の体験入学に行ったりしたんですけど、スケジュールの都合で泣く泣く断念しました。このお仕事をしていると、どこかに通って勉強するのが難しいので、家で勉強して取れる資格を探してみます。
◆取材・文=田中隆信
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン