米倉涼子主演のドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第9話が12月9日に放送された。未知子(米倉)と対立のように描かれてきた蜂須賀(野村萬斎)。ひそかに抱いていた思いが明らかになるも、次回の最終回を前に厳しい局面を迎えた。(以下、ネタバレがあります)
蜂須賀の異変に気付く未知子
同作は、フリーランスの外科医・大門未知子が一切の妥協を許さず突き進む姿を描く人気シリーズの第7弾。内田有紀、岸部一徳、勝村政信、西田敏行や前シリーズから仲間入りした今田美桜などおなじみのメンバーに加え、未知子と対立する新キャラクターとして、野村萬斎、小籔千豊、杉田かおる、要潤らが出演する。
第9話は、前回ラストで描かれた、蜂須賀の誘いを受けて未知子がすし店へ。「まずタコください!」と、始めに食べるものがそろう2人。その後、次々と寿司をほおばる姿がかわいかった未知子の一方で、好物のタコにすら手をつけない蜂須賀が気になった。理由は後ほど明らかに。
院長代理・蛭間(西田敏行)の妻・華子(藤真利子)のすい臓がんが発覚。外科手術は難しいとされる中、「私なら切れます」と手を挙げた未知子に、なぜか蜂須賀はすんなりGOサインを出した。華子の手術は、予想通りに難しく、術中に一時危険な状態になってしまったが、未知子はさすがの技術で乗り越えた。
未知子をねぎらい、再びすし店に誘う蜂須賀に、未知子は「それより先にやる事あるでしょう?」と言う。すし店で食欲がなく、背中の痛みに耐えていたことに気付いていた未知子。実は、蜂須賀も重いすい臓がんを患っていたのだった。
100%の治療を目指してメスを使わないケミカルサージェリーを推進してきたのに、自身の腫瘍には効果がなかったという皮肉な状況は悲しみを増幅させた。
蜂須賀は「できることならあなたに切ってほしい」と願い、華子のオペより厳しい状況だったが未知子は「でも、ハッチ(蜂須賀)の好きな100%にするよ。私、失敗しないので」と答えた。