未知子「根っからの感染バカ」
これまで蜂須賀は、未知子の“敵”として描かれてきた。しかし、この第9話では蜂須賀が抱いていた信念が明らかになった。
蜂須賀をよく知るすし店の大将(小堺一機)は、何十年も前から感染症対策のために中近東やアフリカにマスクと手洗い用の石けんを送っていたことを未知子に語ったのだ。
第2話で過去に蛭間から「感染バカ」と称され、念願の感染研究センターを設立するまでに至った蜂須賀。大将の話を聞いて、未知子も「根っからの感染バカ」と言いつつ、徹夜で蜂須賀の手術方法を探った。
目の前の患者を救うことを大切にしてきた未知子と、感染症から人々を救うことを目指してきた蜂須賀。どちらも医師としての誇りが素晴らしく、出世や名誉にとらわれずに病と向き合うという、本質のところで相通じるものがあった未知子と蜂須賀の姿に感動を覚えた。
12月16日(木)に放送される第10話が最終回となるが、東帝大学病院内から日本国内初の新型ウィルス感染者が出た可能性が浮上する展開に。かつてない局面が次々と押し寄せる中、未知子は蜂須賀の命を救えるのか、注目される。
(文=ザテレビジョンドラマ部)
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