「あなたの番です 劇場版」(公開中)の初日舞台あいさつが12月10日に都内で行われ、原田知世、田中圭、西野七瀬、横浜流星、浅香航大、奈緒、竹中直人、木村多江、生瀬勝久、佐久間紀佳監督が登壇した。
同作品は、2019年4月から9月に日本テレビ系で放送されたドラマ「あなたの番です」の劇場版で、原田と田中が演じる年の差新婚夫婦・手塚菜奈と翔太が「キウンクエ蔵前」に引っ越してきた日、マンションの住民会に出席したのが菜奈ではなく翔太だったら? そして、“交換殺人ゲーム”が始まらなかったら? という別の世界線を描く。船上という密室で起こる殺人事件に巻き込まれた菜奈と翔太は、疑心暗鬼にかられたマンションの住人たちが次々と常軌を逸した行動をとり始める中、犯人を見つけようと奔走する。
舞台あいさつでは、原田が「まさか劇場で、皆さんの前でごあいさつできる日が来ると思っていなくて、こんなに幸せなことはありません。ここに導いてくださったのは、ドラマを応援してくださった皆さん一人一人の気持ちです」と感無量な様子で公開を喜んだ。
また、田中も「本当にたくさんの方に初日をお祝いしてもらえて、『あなたの番です 劇場版』もすごく喜んでいると思います! 僕たちもとってもうれしいです!!」とにっこり。
そんな中、原田と横浜が劇場版で初共演だったという話題に。原田が「(田中)圭さんがドラマで(横浜と)ずっと二人でやっていらしたから、『どんな感じですか?』という感じで…」と横浜について田中に助言を求めたことを明かすと、田中が「『流星くんってどんな子ですか?』って聞かれて、流星も(原田との初共演に)ガッチガチに緊張していたので、『全然、すごくいい子です』とは言ったんですけど、それだけじゃ面白くないと思って、『知世さん、一回めっちゃキレてくださいよ』ってお願いしたんです。知世さんが怒っているところなんか想像もつかないし、流星が怒られてめちゃめちゃテンパってるところとか見たいじゃないですか!」とニヤリ。
「原田さんは結局どうしたんですか?」と聞かれた原田は「いやいやいや、お芝居が完璧だったので怒るところなんかなかったです」と苦笑いしていた。
一方、横浜は原田との共演を振り返り、「すごく緊張していたのですが、すごく温かくて穏やかで、何でも受け止めてくださる空気を作ってくださっていたので、『緊張なんていらなかったな』と。すごく楽しくてやりがいのある経験をさせていただきました」と語った。
◆取材・文=原田健
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