日本中に考察ブームを巻き起こした連続ドラマ「あなたの番です」(2019年日本テレビ系)の劇場版が現在公開中。マンション住民を巻き込んだ“交換殺人ゲーム”が起こっていなかったら?という、もう一つの世界を描く。
今回は、ドラマでは妻が殺された児嶋俊明を演じた坪倉由幸、エレベーター愛を語る変人・久住譲を演じた袴田吉彦、エキセントリックな整形外科医・藤井淳史を演じた片桐仁の鼎談を開催。だが、手塚翔太演じる田中圭が「作中と同じで現場でずっと話していて、どこか授業をサボる学生みたいなノリ」と証言した通り、いつの間にかトリオコントを見てるような、笑い連発のやり取りに。
――劇場版が決まったときの感想を教えてください。
片桐「僕も出られる?が第一声でした」
袴田「僕の久住もそうだけどドラマでは2人とも捕まっちゃったからね」
片桐「でももしもの世界と聞いて納得しました」
坪倉「悲惨なことは何も起きていなかったし。我が家も佳世ちゃん(片岡礼子)は殺されていないことになったので本当によかったというか」
片桐「何よりもヨシヒコが死んでなくてよかったよね」
袴田「久住もヨシヒコもどちらも元気だったから。それが一番うれしかったかな」
坪倉「ヨシヒコって…。袴田さん本人の役でしょ。ヨシヒコっていったら『勇者ヨシヒコ』みたいになって頭に入ってこないって」
袴田「今回の映画もヨシヒコはちゃんと出ているから。そこはちゃんと見てもらいたいな」
――いつの間にか3人がトリオのようになっていますね。
片桐「そうなんですよ。今回は船室のシーンも多いのですが、僕たち相部屋ですもん。袴田さんとはドラマの後半とかで一緒のシーンがありましたが、坪倉なんてドラマのときはほとんど話していない」
坪倉「一緒のシーン自体がほぼなかったんじゃないかな。なんか2人はいつも一緒にいた感じがしますけど」
片桐「ペアだったんで(笑)」
坪倉「そして今回、行き場のない僕がなぜかここに入れられたみたいな…」
袴田「よかったじゃん。ここに入らないと1人だった気もするよ」
坪倉「多分、ドラマの打ち上げでこの3人と脚本家の福原(充則)さんと一緒に話していたから、そのときのノリみたいなものでトリオになってしまった気がする」
袴田「この3人は仲良さそうだし楽しそうだからまとめとけ、みたいな(笑)。でもそれでよかったかも。かなり楽しいですから」
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