「私でいいのだろうか?」と不安に
――6年ぶりの連続ドラマ主演としての意気込みはいかがですか?
まさか自分が主演をやらせてもらえるなんて思っていなかったのでびっくりしましたし、「私でいいのだろうか?」と不安でもありました。
――小春と似ていると思う部分を教えてください。
行き当たりばったりなところや、思い立ったら後先考えずに行動してしまうところは似ているかもしれないです。
――小春の魅力はどんなところだと思いますか?
うそがないところです。表情にしても、せりふにしても、どんな人であってもちゃんと向き合ってちゃんとストレートに気持ちを伝えるところがすてきだと思います。
――小春を演じる上で心掛けたことや意識したことがあれば教えてください。
原作のファンの方にも喜んでもらえるような表情づくりを心掛けています。あとは、高い声で乱暴な言葉を言うと「違和感があるかな?」と思い、声のトーンを低くしています。
――小春はがむしゃらで無鉄砲なキャラクターですが、演じていて楽しかったですか?
はい。でも、話をぎゅっと詰め込んでいるので、台本では「…」だけで、表情一つで伝えなくてはいけない時、「(小春は)どういう心境で、どういう状況だったんだっけ?」とたまに分からなくなってしまうこともありました。
――原作を読んだ感想をお聞かせください。
青年誌だったので、初めは「どんな感じなんだろう?」と思いながら読み始めましたが、女性誌でもおかしくないくらい共感できて面白いし、楽しいし、スラスラ読めて、気が付いたら読み終わっていました。
――「一夫多妻制度」に関して、どのような印象を受けましたか?
そこに関しての現実味はないですが、私の年齢に近い人や、未婚の人たちには、「結婚って何だろう?」と、とても考えさせられる内容だと思いました。そこには友情があって、「家族とは何か」ということも描かれていて、深くて複雑で、いろいろな視点からさまざまなことを考えさせられるなと思いました。
――実際に一夫多妻制度があったとして、島崎さん自身は“◯番目の妻”というポジションになじめそうですか?
はい。小春と一緒で、3番目くらいだったら、気持ちが楽かなとは思います。1番目だとちょっときついかもしれないですけど(笑)。
――では、もし逆の立場だとして、一度に複数の人を愛せますか?
(即答で)はい(笑)。3人くらいまでなら!
――初の新妻役ですが、島崎さんが思い描く理想の妻像を教えてください。
金銭面で自立していることです。