山口紗弥加主演で、40歳からのキャリアと恋を描いた「シジュウカラ」が、1月7日(金)より放送される(毎週金曜深夜0:12-0:52ほか、テレビ東京系)。本作は、坂井恵理の同名漫画を実写化。山口が演じる売れない漫画家・綿貫忍は、結婚15年目の夫と息子がいて幸せなはずなのに、どこか虚ろな日々を送っていた。そんな中、過去の作品が電子書籍でヒットしたことを受け、新作を描くことに。そしてアシスタントに応募してきた22歳の青年・橘千秋(板垣李光人)と出会うといったストーリー。
今回、山口が取材会に出席し、撮影現場でのエピソードや共演者の印象、自身が掴んだ“セカンドチャンス”などを語った。
「シジュウカラ」は“挑戦”の連続
――忍を演じる上で意識した点は?
18歳の年の差恋愛を演じるにあたり、感情に“嘘”がないよう丁寧に撮影しています。大九(明子)監督は、その瞬間に生まれたリアルな感情や物事を大切にしてくださる方なんです。例えば、台本に抱きしめる描写があったとしても、私が現場で演じてみて心情的に無理があると感じ、さらに話し合いながら違う形であれこれ検証しても難しいな…となった場合には、その感情を尊重していただき、台本通りの描写として撮影しないこともありました。
年齢差のある恋を、ファンタジーにはしたくしない。どうやったら現実のものにできるかを思案し、挑戦の毎日です。その挑戦は、子供の成長、夫との関係、肉体的な老いからくる精神面への影響や、社会的立場がガラリと変化するような、39~45歳の女性を演じるということにも及んでいます。