「ドキドキする以上に、やっていて楽しかった」
――実際に撮影に入られて、ためらいや戸惑いはありませんでしたか?
石田:最初はすごく緊張していましたが、ベッドシーンの時にケアをしてくれ、演技指導をしてくださる先生がいらっしゃって、それがすごく頼りになりました。いろいろなところから撮るので、ずっと脱ぎ着を繰り返し、シンプルに本当に体力を使いました。でも、ドキドキする以上に、やっていて楽しかったし、いろいろな発見がありました。
美山:演技指導の先生のおかげで、何も嫌な思いをすることなく撮影することができましたし、私がされる側のシーンも、する側のシーンもあって勉強になりました(笑)。私が、「男の人ってこういう気持ちなんだな」と思ったように、彼氏・森山悠貴役の水野勝さんも、「女性ってこういう気持ちなんだ」と分かったみたいです。攻めることは、新しい感覚でした。
そしてまた、職人芸だなと感じました。繰り返し撮るのもそうですし、「この角度が一番きれいに見える」など、見せ方の勉強にもなってすごく楽しかったです。
寺本:ためらいと戸惑いはなかったです。普段から裸族であまり服を着ていない生活を行っていまして(笑)、なので逆にコーディネーターさんやマネジャーさんに「もっとちゃんとして」「もうちょっと恥じらいを持った方がいいよ」と言われるくらい、楽しんで、普通の撮影と変わらずにやっていました。