映画「99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE」公開初日舞台あいさつが12月30日に東京都内の劇場で行われ、松本潤、香川照之、杉咲花、木村ひさし監督が登壇した。
同作品は、2016年、2018年にTBS系で放送された連続ドラマの劇場版で、個性豊かな刑事専門弁護士たちが時にぶつかり合いながらも、徹底した検証と鋭い観察眼、チームワークで99.9%逆転不可能とされる刑事事件に挑んでいく新感覚リーガル・エンターテインメント。
深山(松本)ら斑目(まだらめ)法律事務所の刑事事件専門ルームは、新所長となった佐田(香川)の下、新米弁護士・穂乃果(杉咲)も加わり、日々事件に挑み続けていた。そんなある日、彼らの元に15年前に起きた天華村毒物ワイン事件に関する依頼が舞い込む、というストーリー。
舞台あいさつでは、松本が「2016年に連続ドラマとして始まったこのドラマが、シーズン2、そして昨日のスペシャルドラマ、今日の映画と、これだけたくさんの本数をこの作品で作れたこと、すごくうれしく思っています」と語り、「また、昨日のドラマ放送のタイミングで『おかえり』なんて言葉をSNS上でかけてくださっている皆さんの声を見て、すごく温かい気持ちになりました。うれしく思っています。ありがとうございます」と明かした。
また、香川は「スペシャルドラマに先立って、パート1、パート2がTBSで連日再放送されていまして、僕もちょくちょく見させていただきましたけど、本当に改めていいドラマだなと思いました。それがこうして映画になって、初日の1回目の観客の皆さまとこのような時間が持てますこと、本当に感謝しております。今後ともこの映画が本当にたくさん成長して、より多くの方に見ていただけるように、皆さま方にはこれからいろいろと仕込みを頑張っていただきたいと思います(笑)。本当にいい作品だと思いますので、どうかどうかこの映画も末永くよろしくお願い申し上げます」とあいさつした。
そんな中、杉咲が「たくさんの方々に愛されてきたこの作品の特別な日に、私も携わらせていただくことができてすごく光栄に思っています」としっとりとあいさつすると、松本が「想像がつかないですよね? 今のおしとやかな感じが、あれ(強烈なキャラクターの穂乃果)をやっているっていうのが」とニヤリ。
すると、香川が「0.2秒くらいで(役への)スイッチが入るんですよ! 今、入れて見せますので(笑)」と杉咲にむちゃ振りを見舞う一幕も。
杉咲は「やめてください、やめてください」とおろおろしながらも、最後には穂乃果の決めぜりふである「ビシッ!」を力強く披露し、会場を盛り上げていた。
TCエンタテインメント