1月8日、赤楚衛二が東京・新宿バルト9で行われた映画「決戦は日曜日」の公開記念イベントに、共演者の窪田正孝、宮沢りえ、監督を務めた坂下雄一郎と共に登壇した。
本作は、事なかれ主義の議員秘書と政界に無知な熱意空回り候補者が日本を変えるために選挙“落選”を目指すという新時代のポリティカルコメディーで、宮沢は議員候補者・川島有美を、窪田は私設秘書・谷村勉を演じ、赤楚は有美を支える秘書軍団のひとり、岩渕勇気役で出演。
「台本を読んでいたら疑問に思うことがたくさんあるんです。『ここがおかしいよね』って。でも、岩渕はそういうことを感じずに、一切を受け入れていく性格なので、疑問を持たずに全て受け入れていこうというスタンスで挑みました」と、自身を役柄の性格に寄せて演じたと話した赤楚。
撮影中の印象的なエピソードを聞かれた赤楚は、「小市(慢太郎)さんと『太陽の光がいいんだよ』みたいな話で盛り上がりました。『太陽の光はビタミンが摂れて体に良いんだよ』っていう話をずっと聞いていました(笑)」と、同じ秘書軍団の濱口祐介役の小市慢太郎とのことを話すと、窪田が「日光だよね。あんまりUVカットし過ぎない方がいいんだよね」と同調する場面も。
“コメディー”にちなんで2022年の初笑いについては、2021年のゴールデンウィークから実家で犬を飼い始めたことを話す赤楚。「会ったのが3回目ぐらいで僕のことを忘れてて、見るたびにギャンギャンほえるんです。でも、お菓子をあげたらすぐになついてくれて、笑っちゃいました(笑)」と微笑ましいエピソードで会場を和ませた。
映画「決戦は日曜日」は全国公開中。
取材・文=田中隆信