連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。1月25日放送の第59回で、あらためてジョー(オダギリジョー)に思いのたけを伝えたるい(深津絵里)。その言葉に、視聴者から先代ヒロイン・安子(上白石萌音)の面影を重ねる声が上がった。(以下、ネタバレがあります)
「カムカムエヴリバディ」は上白石萌音、深津絵里、川栄李奈をヒロインに、3世代約100年にわたる女性たちの人生を描く。現在は、るいがヒロインを務める“るい編”の第13週「1964-1965」を放送中。第59回では、ジョーがデビューできなかった本当の理由を知ったるいが、ジョーを支えようとする姿が描かれた。
ジョーに拒絶され、一度はあきらめようと覚悟したるいを動かしたのは、ラジオから流れてきた「On the Sunny Side of the Street」だった。ルイ・アームストロングが歌うその曲を聴き、ジョーとの思い出で胸がいっぱいになったるいは、ジョーのもとに駆け出した。
ジョーは宿を抜け出し、いつかるいと立った砂浜にひとりやってきていた。腰まで水に浸し、海に入っていくジョーを、すんでのところでるいが見つけて駆け寄った。
「暗闇なんや、歩いても、歩いても…サニーサイドが見えへん」と苦しむジョー。その体を、るいが「怖がらんでいい。私が守る。あなたと2人で、ひなたの道を歩いていきたい」と、優しく抱きしめた。