佐久間は、ムードメーカーなのでテンションを大事にしながら演じています
――現在出演中の「ドクターホワイト」(フジテレビ系)では研修医・佐久間新平という、「最愛」の優とはまた全然違う役を演じていますね。
優と違って、底抜けの明るさがあるから全然違いますね。佐久間は、ムードメーカーなのでテンションを大事にしながら演じています。また、素直で負けず嫌いなところもありながら、熱血で人を思う心を持っている人物。最初は何もできないですが、ちょっとずつ誰かに信頼されていきます。彼を通じて、何かをあきらめない気持ちや確固たる気持ちが人を動かせることを伝えていきたいです。そして、台本には書かれていない魅力がたくさんある人物なので、それをお芝居で受け取ってもらえたらうれしいです。
――浜辺美波さんを初め、同じチームの医者を演じる役者さんたちも芸達者の方が多いので、また刺激を受けていると思いますが…。
すごく面白いです。例えば、片桐仁さんは大事なところですぐ逃げてしまう西島先生を演じているんですが、アドリブでそこから派生した演技をさらりとしていたりと、台本からは想像できないものが現場で繰り広げられています。台本に書いてある役を膨らましてキャラクターを作る姿は勉強になりますね。そのためにはちゃんと役と向き合わなければならないのですが…。僕もそういうことができる役者になっていきたいです。
――今まで学生の役が多かったですが、今回は研修医というのも新鮮ですね。
やれる役が増えてきているのはすごくうれしいです。それが年をとるということなのかもしれないですが…。まだまだやったことがない役があるので、いろいろ挑戦していきたいです。