金曜日の夜に、音楽を語らう贅沢な時間が流れている。2月11日からNHKEテレで始まった新番組「星野源のおんがくこうろん」(全4回)は、星野源によるこんなナレーションで幕を開ける。
「歴史を変えた音楽家にスポットを当てるこの番組。音楽家が制作した楽曲を聴き、その人生を見つめながら、星野源が学び、みんなで楽しく語り合います。僕らが語らう姿を見ているうちに、あら不思議、あなたの音楽の感受性が、いつの間にか“田起こし”されているかもしれません」
スタジオにカメラが切り替わると、ニュース番組のようなセットに、スーツ&メガネ姿の星野源と林田理沙アナが座っている。「こんばんは、おんがくこうろんの時間です」という挨拶は、まるで報道番組のようだが、2人の隣に座っている解説員は……小さなかわいいパペットたち。
ブルーの肌にスーツをまとった「かいせついん」、その声の主は音楽研究家や音楽ジャーナリストといった本物の専門家たちだ。「星野源のおんがくこうろん」は、2人の人間と2人のパペットが、「まじめにたのしく」音楽を教えてくれる番組なのである。
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