「坂口くんは“いい意味ですごく普通の人なんだな”って思った」
――スタッフさんたちの中では「ゲレンデマジック!」と湧いていたらしいですよ。
小松:(笑)。間違いない。
坂口:うーん…人見知りかなぁ…?
小松:人見知りというか、何だろう…? 坂口くんはすごく人当たりもいいし、印象もいい。笑顔がすぐ人に馴染むし、安心感を与えるんだけど…。でも、監督も言ってたんだけど、目が合わないんだよね。
坂口:うっそ!? でも、人見知りかはわからないんだけど…どこかすごく冷めてる部分があると自分では思うんだよね。
小松:あ、そうそう! あるかも。
坂口:でもそれって、愛情がないわけではなくて、言葉を選ばずに言うと、僕は割と自分本位で自己中心的なんですね。だから、自分が一番楽でいるための距離感というか。たとえば笑っているときもどこか冷静で。目が笑ってないっていうわけじゃないんだけど(笑)。
小松:(笑)。うん、それはないよね。
坂口:だけど、人は好きなんですよ。
小松:一緒にお芝居したときに、「いい意味ですごく普通の人なんだな」って思ったんです。変な狙いとか取り繕っている感じがあるわけじゃないというか。
坂口:褒められたらさ、「いいえ、僕そんなんじゃないです!」って謙遜する人もいるけど、僕は絶対それうれしいじゃんってなるんだよ。だから、現場で「いや、本当に和人良かったよね」「和人、最高でしたよね〜」って言ってて。
小松:言うよね(笑)! そういうタイプだよね!
坂口:そういうことを言いがちかもしれないですね(笑)。
3月4日(金)公開
原作:小坂流加「余命10年」(文芸社文庫NEO刊)
監督:藤井道人
脚本:岡田惠和 渡邉真子
出演:小松菜奈、坂口健太郎
山田裕貴、奈緒、井口理 / 黒木華
田中哲司、原日出子、リリー・フランキー / 松重豊
音楽・主題歌:RADWIMPS「うるうびと」(Muzinto Records / EMI)
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:yomei10-movie.jp
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