大泉洋“頼朝”ぼう然…小池栄子“政子”の怒りがたちまち大事に至るカオス展開に<鎌倉殿の13人>

2022/03/28 15:15 配信

ドラマ レビュー

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第12回場面写真(C)NHK

小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-9:00ほか、NHK総合ほか)の第12回「亀の前事件」が3月27日に放送された。頼朝(大泉洋)の愛妾・亀(江口のりこ)の存在が、男児を出産したばかりの妻・政子(小池栄子)にバレてしまい、大騒動に。浮気を知り激怒した政子が、義時(小栗旬)を「田んぼのヒル」呼ばわりしたり、完全に巻き込まれた形の義経(菅田将暉)が亀の隠れ家に火に放つなど、放送時間内にいくつもの事件が起きるカオス展開となった。(以下、ネタバレが含まれます)

政子が頼朝の浮気を知ってしまう

江口のりこ“亀”と密会する大泉洋“頼朝”(C)NHK


三谷幸喜が脚本を務める「鎌倉殿の13人」は、源頼朝に全てを学び、武士の世を盤石にした男・北条義時と、彼を中心に鎌倉幕府将軍“鎌倉殿”を支えた13人の家臣団の生きざまを描く物語。

毎週見どころ満載で、Twitterのトレンドランキングは1位の常連である。今回は、これまで見続けてきたファンならば「頼朝、その浮気いつかバレるぞ」と心配していたことが、ついに妻・政子の耳に入ってしまった形になった。

義時、姉・政子から「この、田んぼのヒル!」


頼朝の愛妾・亀は、政子や最初の妻・八重(新垣結衣)を激しくライバル視しながら、頼朝の心をつかんで離さない女性。これまでも、頼朝と寝床にいる時間に、わざと八重を呼び寄せて“自分の方が頼朝に愛されている”というマウントを取るなど、堂々と妾の立ち位置をキープしてきたが、今回発覚したのは、頼朝から隠れ家を与えられていたということ。

義時は、頼朝と亀の関係に驚き、八重を揶揄するような話をしたのが不愉快だった。生まれたばかりの頼朝と政子の嫡男・万寿は身体が弱く、全成(新納慎也)は「親の不徳が子に災いをもたらす」と実衣(宮澤エマ)に耳打ちする。亀の存在はそこからあっという間に伝わった。頼朝が浮気しているという事実は、りく(宮沢りえ)から政子へ。当然、「許せない!皆知っていたんですね、ひどすぎます」と激怒した政子は、義時に「特にあなた、鎌倉殿の顔色を伺ってくっついて回って、この“田んぼのヒル”!」と言い放った。

関連番組